側女ビンタに憧れたメフヴラ小説書いた
オスマン帝国外伝ファンなので、ねんがんのオスマン帝国外伝風メフヴラ小説を書いたよ！！
というわけでメフメトの嫁たちが登場してます。
そして熱い側女ビンタバトルに巻き込まれたマリアタなのであった……可哀想！
オスマン帝国外伝のサントラをかけながら読むと無駄に盛り上がるのでオススメ。特にCeng-i Ali。
ハレム要素がメインな小説なので、せっかくだからとぬるくR-18描写もあります。それはメフヴラにしかないので、ちゃんとホモ小説です。安心してください。
そしてメフメトのこと、わりと最低野郎に書いていますが、なんといってもハレム持ちの男だからね。むしろこう書くほうが自然では？？？と開き直っています。試し癖が酷いメフメト、好き。あとオスマン帝国外伝のクズの博覧会ぶりをリスペクトっすよ！！はやくラドゥも参戦してほしいぜ！！
しかし自分で書いていて改めて思ったんですが、オスマン帝国外伝のハレムパート…少女漫画の典型的王道パターンですね！？
やっぱりこの型は世界でも共通して人気なんだなあと思いました。
オスマン帝国外伝がより面白いのは、この型をヒュッレムとイブラヒムの男女で争わせたところですよね。私は本当にそこが大好きでした。でもついにヒュッレムもいなくなってしまい…あとはスレイマンの最期を看取るだけです……。寂しいなあ。
ここからは、お節介な解説も兼ねたあとがきです。
メフメトの嫁と言ったら、まずギュルバハル・ハトゥンでしょう！
というわけで、この小説のメインにしました。名前の意味は春の薔薇。つまりこの小説は色々な意味で薔薇祭りだったんだよ！
異様に気が強すぎるのは、オスマン帝国外伝のマヒデヴランを参考にしているからです。というのも、マヒデヴランの別名がギュルバハルなのです。曾孫スレイマンはメフメトをめちゃめちゃ尊敬していたので、そう呼んでいたのかもしれませんね。その縁を逆輸入したということです。なので容姿はマヒデヴランなイメージです。
私はマヒデヴランの熱い側女ビンタを見て、このドラマ…やべえ……！！と戦慄したので、ある意味とてもお気に入りです。みんなもこの公式動画を見て一緒にドン引きしようぜ！！
ヒュッレムがわざと自分の顔を引っ掻いてエーン！スレイマン！！説とかあるんですけど、このドラマだと引っ掻いたどころではない。だがそこがいい。大袈裟なガバガバ展開が笑えて茶の間で安心して見れる良いドラマですよ。
ドラマだと、マヒデヴランがストレスで流産してしまったのでヒュッレムに思わず渾身の八つ当たりという流れでした。まあ…気分はどん底だよな……もう二度とスレイマンがご寝所に自分を呼ばないだろうと思うとなおさら……。
それで話はギュルバハルに戻るんですが、実は漫画のメフメトとヴラドが出会った年に、マニサのハレムに入っているのですね！最近知ったので、一番最初に書いた小説にもう腐れ縁みたいな感じで出しちまったわ！まあいいや！！と時系列は無視することにしました(オイ)
ヴラドが帰った後は、親父に呼ばれて戦争に赴くメフメトについていって要塞で息子バヤジットくんを産んでます。めちゃめちゃ愛されてんなと思いました。親父の送ってきたシット・ハトゥンも夫婦で無視してマニサに帰ったそうです。こう書くと敵なしのように思われるが、それでもメフメトが一番愛した息子は彼女の息子ではないという……。
その最愛の息子ムスタファを産んだのが、２番目の妻ギュルシャー・ハトゥンです。
マヒデヴランのお付きの側女の名がギュルシャーなのは、多分この繋がりから来ていると思われるので、なるほど！と思いました。
ギュルシャー・ハトゥンに関しては全然情報がありません。なぜなら前にも書いた通り、息子ムスタファが謀殺されてしまっているからです。敗者は忘れ去られる運命なのだ。カラマン出身で、マニサでメフメトと出会っているのは確実なようです。息子が亡くなった後も彼女に手厚い保護をしたようなので、メフメトも良いところがありますね！
３番目の嫁はチチェク・ハトゥン。三男ジェムの母親です。
コンスタンティノープル征服後に結婚した女性。その出身はなんか色々説があるみたいだが、どれも眉唾もので、ギュルシャー・ハトゥン以上に情報がないような……。
その彼女が産んだジェムは、最愛の息子ムスタファの次にお気に入りだったようです。
って言っても歴史書では単純に、バヤジットは子供を作りすぎて絶対に後継者問題で揉めるから、それならジェムのほうが混乱がなくて良いという感じだったらしいです。征服マシーンらしい意見……。
ところがどっこい、国を巻き込んで一番混乱を引き起こしたんだよなあ。ヨーロッパを死体になってもたらい回しにされるという凄惨な人生に。あの有名なボルジア家も噛んでいるよ！
ちなみにシット・ハトゥンですが……
親父ムラトが無理やりさせた政略結婚だったので、エディルネに捨て置かれたまま一生を暮らしたそうです。なので子供はひとりもいません。嫁に罪はないのではメフメト…。
下っ端宦官は史実通りに黒人にしてみた。もちろん白人の宦官もいるが、それはお偉いさんになる。
スンビュラー大好きなので、スンビュラーっぽい人は出したかったんですが、話の都合上諦めました。まあスンビュラーを書くと、もう完全にオスマン帝国外伝のトレースパロディになるやん……と思ったので、これで良かったのかもしれません。
そしてヴラドが襲われるシーン、当初は性的な意味で襲わせるつもりだったが自重しました。なのでハマムだったのです。おかげでギュルバハルなんでそんなとこにいるのという事態になったが、まあオスマン帝国外伝なら別に不思議じゃねえよ！！警備ガバガバ展開もリスペクトですよ！！
そういやスンビュラーの過去話によると、コプト教団によって宦官にさせられたらしい。どうやら異教徒じゃないと宦官を作れないっぽいので、闇が深いな……と思いました。
メフメト絡みの女性と言えば、義母マラも欠かせませんが、それはネトフリのドラマがあるので……。そっちで楽しんでください。私もあのマラでいいよ。
あと最近出たオスマン帝国の新書に実母ヒュマの名前の意味が書いてあったので、ついでにメモしておくんですけど、楽園の鳥という意味だそうな。なるほど、それでネトフリのドラマは……とわかって嬉しかったです。