Mehmed fatihler sultanı ７話感想
ラマダン明けのお休みを挟んで久々の新エピソードでしたが、めちゃくちゃ面白かったですね！！！！！
こんなにイベントが目白押しの２時間半があっていいのか！？書くことが多すぎて追いつかないくらい楽しすぎた！！
さすがにトルコ本国での評価も回復してましたね。
これ以上面白いメフメト二世のドラマって多分出てこないよ！！今あるもの全力で応援していこ！！
特に主役のセルカン・チャヨールは本当によくメフメト二世に似合っていて演技も素晴らしいです。
個人的に今回でメフメト二世ランキングのトップに強く躍り出たのを確信した。
これからも頑張ってほしいです！！コンスタンティノープルの陥落までこぎつけるのがまず第一目標ではありますが、ヴラド三世との対戦とか、マフムト・パシャとのドラマチックな二人三脚ぶりもゆくゆくは見たいものです…！！人気出てほしい！！
二回目の即位
この玉座RTAゴールがめちゃくちゃカッコよすぎて黄色い声をあげてしまったよね！！
セルカン・チャヨールがメフメト二世を演じてくれて本当に良かった！この人の演技、ほんとに素晴らしい！！
殺意マシマシ上目遣いにガチで惚れてからの、ババ大好きグスグス泣き演技で、敵と味方に向ける顔が違いすぎる…本当に演技力すごいなと感心してますし、個人的にはまさにメフメト二世そのものです。歴史書から想像する人物像に限りなく近い！！改めて超感動した！！
これでなんだかんだ兄弟殺しも自分でやってくれたらもう完璧なのだが、「私はおまえを決して傷つけない」とアフメトに誓いやがってしゃらくせえ！！ここまできたらやるんだよ！！そして兄弟殺しの法を定めるんだよ！！それでおまえは完璧なメフメト二世になれんだ！！(鬼)
しかしこのイェニチェリの剣の道をカチャカチャと踏み鳴らしてハリルの元に向かうメフメトの演出は本当にステキですぎでしたが、スンビュル・ハリル・パシャはほんとに怖い人たちと縁がありますねえ！草生えましてよ！ヒュッレムとどっちが怖かったか、中の人にインタビューしてえ！！(ちなみにリアタイのとき土テレビショーで『ヒュッレムは怖すぎる、マヒデヴラン派だよ』とか言ってた過去あり)
私はヒュッレムの激怒演技が大好きですが、でもある意味笑えるんですよねあの剣幕は。2次元キャラみたいなオーバー演技というか。それに比べるとセルカン・メフメト二世の怖さは、笑えないリアルめな恐ろしさで怒り迫ってきたハティジェタイプに近いんですよね…。まあハティジェは皇女なので、このセルカン・メフメト二世の血を引いてることになる思うと、妙に納得してしまう繋がり！血は水よりも濃い！！
ちなみに史実のメフメト二世は口より先に手が出るタイプで、大宰相マフムト・パシャがとばっちりでも殴られてる記録があります。多分ヒュッレムとハティジェの両方悪いとこどりです。嫌すぎ！！
『オスマン帝国外伝』ではお召し物に接吻して忠誠を誓うシーンが多かったですが、今回はみんな普通に手に直接接吻シーンが多くて、エッチ緊迫の服従シーンでしたね。特にスンビュル・ハリル・パシャの下からアングルがエロ叡智でしたわ…。その後いつもの戴冠式でイサクやザガノスたちもやってましたが、クルチュ・アーのときが一番嫌そうでシャーベッテンのときが一番顔が優しげで、十人十色のお手々キスシーンが見られてもう大大満足でしてよ。
それにしても「ババ、貴方は私のこと少ししか好きではなかっただろうけど、私は大好きだった」とか言わせてしまうの、本当に可哀想すぎてムラトの胸ぐら掴んで叩き起こしてやりたかったですね！！
最期まで自分勝手やりたい放題に死にやがって！！残された息子にそんな悲しすぎるセリフ言わせんじゃねえよ！！この毒親がよーー！！幸せに永眠してんじゃねええええ！！！！！
苦痛に耐えられぬ時コレを見るがいい…という心の中のトキに従って、親父の訃報に大爆笑してる『ヴラド・ドラクラ』のメフメト二世を思わず見直しました。これくらい笑い飛ばせたほうがいい…毒親の呪縛から解放されるにはね…(そして爆誕する寝取り王ドラ息子…)
しかしアラエッティンどんなに可愛い子だったのかと思ったけど、普通に年相応のガキっぽかった。ムラト好みのハイパー良い子ちゃんにはとても見えない。彼にはどうやら母親が早くからいなかったようだし、ムラトは父親の私しかいないのだから1番心砕いてやらねばならぬとは思ってたかもしれないね。個人的にはあの態度はあまり擁護したくないが…。
過去回想にはハリルも一緒にいて、一瞬、幼子のメフメトを気にかけて足止めてた辺りが何か気になりましたね。あそこのメフメトは全然クソガキムーブもしてないし、こいつらいつから仲悪くなったんだ…？とますます謎に思いました。
ウサギが子供だったから情けが芽生えて狩るのやめた辺り、小さい頃のメフメトはむしろ優しい子すぎる。クズルエルマのメフメトも黒猫のために川で魚取ってたのも可愛かった。動物好きのメフメト二世ってあんま見ないんですが、そもそも人間不信のあまり究極的に物言わぬ植物が好きとも取れる園芸趣味はしてるので、その方向性で動植物にしか心を開かないメフメト二世像はいいんじゃないか？私は好き。
史実の名台詞「我を愛する者は我に続け！！」も言ってくれてめちゃくちゃカッコよかったですが、その実、メフメトが心から愛してほしいと望んだ者はいないという悲壮なシーン…。これからも誰とも打ち解けられずに孤独な征服王の人生を極めるので、本当にムラトは毒親だったと思いますし、だからこそ死んでも満たされない承認欲求を征服という形で追い求め続けたメフメト二世になるんですね。わたしはそこも大好きなんだよな、メフメト二世。
あと即位記念の赤いカフタンが豪華でしたね～。
予告でパッと見、金糸の柄が見当たらないデザインで花柄厨のわたしはちょっとガッカリしてたんですが、袖マントの刺繍が凄すぎて慄いた。座るときにバッと広げてくれて、それがめちゃくちゃカッコよかったなあ！
でも史実メフメト二世が着ていた実際のラーレ柄の赤い金糸のカフタンはめちゃお気に入りなのでいつか着てほしいが、『オスマン帝国外伝』のスレイマンも史実カフタンを着た覚えはないので、何か著作権的に問題があるのだろうか…？と地味に疑問に思っています。一方、絵画の柄はOKっぽいらしくて、ヒュッレムは西洋人が描いた絵画が元ネタのデザインの服を結構着ていました。何がアウトでセーフか、謎なオスマン帝国と著作権であった…。
ビザンツはコンオルで燃えているか
玉座RTAを盛り上げてくれたオルハン皇子があまりにも面白すぎて大草原でしたわよ！！
どうあがいたってコンスタンティノープルから出発な以上、圧倒的に有利な距離差があったにも関わらず、この体たらく！！そりゃ私もよりによってサルトゥクくんに捕まっちゃ、もうだめだぁオシマイだぁ…(ブロリー映画ベジータ)ってなりますけど、投石アタック！！する根性はありながら脱兎のごとく逃げ出してコンスタンティノープルとんぼ帰りは本当に大爆笑するしかなかった。
しかも言い訳の仕方が「ビザンツの兵士じゃあ、エディルネに入れなくてぇ」で、おまえビザンツ皇帝コンスタンティノスを前にしてよりによってその言い方ぁ！？正気か！？みたいな感じなので、コンオルは本当に愉快すぎた。普通なら負傷したフリでもすりゃいいのに、なんなんこのふてぶてしい隣国の客人。思わず手つきがわかりやすくイライラMAXなコンスタンティノスくんであった。
まあなんか出発のときから微妙そうな顔してたのでわかっていた結末だったかもしれませんね？でもこのオルハン皇子こそ数少ない陥落まで付き合ってくれるズッ友なので、大事にしてあげるんだぞぉ…マントを貸してあげた初心を忘れないでね…(ごめん笑いを堪えきれない)
冗談でコンオルきてる！！とか今まで言ってましたけど、わたし今回でわりとガチでコンオルのこと気になりすぎて推したくなってきましたね…。少なくともこれからどんなコンスタンティノス１１世が出てきても、ズッ友オルハン皇子は！？いないの！？やだやだコンオルじゃなきゃヤダ～！！とか多分言い続けると思います。打ち切りドラマのほうではキョセムのケマンケシュ俳優がオルハン皇子を演じていて、最初はそっちも続投してほしかった～～とか思ってましたが、この妙に愛嬌あるおじさんオルハン皇子役の俳優さんがぼかぁ今めっちゃ大好きになりましたよ。これからも陰鬱になり気味なビザンツパートを盛り上げて楽しませてくれ。
しかしコンスタンティノスは弾けましたね…(さすがビザンツ帝国のリーダーだ)(やめろ)
ママの不正ローマ議会をまとめて皆殺し、ゲーム・オブ・スローンズみたいなことになってしまった。弟のデメトリオスに「俺はおまえと違って殺人者じゃない」とか言ってたのに、結局弟のやり方が正しかったのだと痛感してるんじゃないか？あとで和解しといたほうがいいよ色々な意味で…まあ無理だからこの国滅びるんだけどな！！
そして皆殺しの後にノコノコやってきて惨劇ぶりを「素晴らしい」とか抜かすノタラスのたぬきじじいぶりこそが素晴らしかったよ。ママと良い仲なのかとずっと疑っていたが、どうやらそうでもない究極の世渡り上手ですね？さすが陥落後もしばらく生き残ってただけある。というかコンスタンティノスもメフメトも、ビザンツの政治を上手く回すための必要悪的に彼は殺したくないんですよね。それでもザガノスに処刑を強く勧められてメフメトは彼を処したわけなんですけども、その流れもあってザガノスがコンスタンティノープルに監禁イベントがあったのか…？と今更思いあたりましたが、特にノタラスと会話した覚えもなかったな。まあ後からいくらでもエピソード生やせると言えば生やせるか。
そんな感じでママも勢いで殺してしまうのかと思いましたが、さすがに謝りまくって回避した模様。ママ、これからどうするんだろうな。ノタラスももう手足にはなれない感じだし、むしろノタラスに口封じで脅され謀殺され返す恐れまで出てきた。突然どこからか孤児を調達して「マヌエルと私の血を引いているんだよな～～」チラチラムーブくらいしかないわけですが、それやったらもう処されるエンドですわ。陥落前には退場してしまう人物なので、どういう死に方になるのか楽しみですね！
誰がアフメト皇子を殺すかダービー
メフメトが即位すると命が危ない連中ばっかりなので、当然担ぎ出されるアフメト皇子。
史実だと即位と同時に０歳で殺された哀れな命でしたし、先にエディルネに着いてしまったオルハン皇子がやっちまう作劇にするのかと思ってましたが、まさかのエディルネ入りせずに玉座RTAリタイヤ野郎だったので、わからなくなってきたぜこのダービー！！
個人的には何度も言いますが、オスマンの兄弟殺しを法令化したのがメフメト二世なので、当然メフメトが苦渋の決断でやってほしいわけですよ。０歳の罪なき無垢の命を消すなんて、さすがの史実のメフメト二世も罪悪感抱いて当然で、だからこそ己の所業を正当化するために兄弟殺しを法令化したと私は思うんですよね。つまり土壇場で慣習破って子供こさえてしまった毒親ムラトがそもそも悪い！！やつに罪悪感なしにあの世に勝ち逃げさすな！！
それでも今のところ、メフメトもマラも、アフメトを殺す意志はなさそうですね…。
やっぱりハリルが余計なことした結果、追い詰められた決断するハメになるのかなあと期待してます。
冒頭ハリルがやけに達観してて自棄っぱちになっちまったのか？という印象でしたが、クルチュ・アーとの会話でアフメト皇子に鞍替えする気マンマンだったことが発覚して、うむ！それでこそチャンダルル・ハリル・パシャよ！！と私は安心した。しかしハリルが地味にオルハンもなしなしな感じなのは理解するのですが、クルチュ・アーもオルハンあんまりなあみたいな態度取ってるの、よほど嫌われもんですね。まあ敵国に身を寄せてるハーインだから仕方ないか。
そんな感じでアフメト皇子の母であるハリメと接触するのですが、ハリメさんのアフメト皇子を仮病にさせてチャンスを掴むやり方、キョセムのハリメと同じやり方してて良かったなあ。ハリメつながりだね。
なんか協力頼んでた側女は、ヒュマの毒殺にも関わってる感じの会話してて、えっ！？やっぱり毒盛られて急変した感じ！？と驚きましたね。そりゃあんだけ毒殺されかけた１話から完全放置はありえないので、やりやがったねハリメさん…まあそれでムラトまで死に追いやったわけだが……。息子がもうちょい成長するまで生きててもらわなきゃいかんかったでしょ。
ハリルとなんか取引してましたが、具体的な内容はまだ出てないのかな？
再婚相手になるはずのイサクが二人を逃すはずでしたが、側女に裏切られて、マラ様が出てきて阻止。ハリメとアフメトが引き離されるシーン見ると、やっぱりキョセムのハリメさんと子役ムスタファくんのほうが圧倒的に演技が上手かった。ぼかぁまだ死なないってわかってるのにあの悲壮すぎるアンネ絶叫連呼に思わず泣いちゃったもんよ。アフメト皇子の子役はもうちょい頑張ってほしい。
というわけでメフメトの前にハリルとハリメは二人揃って引きずり出されたわけですが、もしかして…ハリメはイサクと再婚しないでハリルと再婚するのか？？？とちょっと思いました。ギュルシャーとの婚姻を勝手に決められたメフメトは相当怒っていたし、今でも悩みの種となり続けてるので、意趣返しに同じ望まぬ結婚を強いらせるのはありな気がしてきた。でもハリルもハリメも今の状況ではアフメトの件で強く結託する必要があって望む結婚になってる以上、その意趣返しはたとえ史実通りイサクとハリメの再婚でもすごく危険な真似だとも思うんだよな…まあ肝心のアフメトが亡き者となった後なら問題はないけども……。どうするんだろうな脚本。多分この１シーズン目内で決着つく話だとは思うのですが。
しかしハリルがいつも御伽噺に喩えて話すのをメフメトも熟知しているのか、それっぽく言って圧かけてんのも最高ですね。ハリルはイサクをヘビと言ってましたが、メフメトからすればハリルこそがヘビよね。当たり前の話。
しかしハリルが引きずり出されるところで、シャーベッテンがリンゴたくさん持ってきていつかの意趣返ししてんのも最高だったな！一生懸命訳した甲斐があったよ！相変わらずミスケットの説明ねえんだけどね！！
ギュルシャーちゃんに救いがほしい
ギュルシャーちゃんがいつもみんなにハブにされていて可哀想すぎて見てられない。
早くメフメトはギュルシャーに息子くらいあげてほしい。そいつがおまえの最愛の息子になるんだぞ。
ギュルシャーはメフメトの心の深いところを知る機会には恵まれていて、今回も父親の訃報を一緒に知ったわけですが、そこに意味はありそうな気がします。ホップステップは踏みはじめている脚本なのでは…２回目の即位後の初陣であるカラマンのイブラヒムとの戦争でジャンプしようぜ！！その後はコンスタンティノープルの陥落準備で忙殺されそうなメフメトなので、本当にここがラストチャンスだぞ！！頼むぜ！！
シッティ・ハトゥンの役割をさせられてるがムスタファ皇子の存在が保険になっていて安心して見ていられるギュルシャーちゃんの泣き顔でしたが、恩を仇で返されたギュルバハルには「泣いたって何にも解決しないわよ！！」みたいなこと言われて突き放されてしまう。
まあそうだけども、まだ高校生くらいか下手したら中学生かもしれない娘だぜ？常人の娘さんに上手く立ち回れと言われても限界があるので、誰か大人が守ってやらなければならないのだが、絶対的な味方であるはずの両親を裏切ってメフメトを選んじまったんだよなあ…。ギュルシャーは多分メフメトに愛情を覚えているがゆえの決断だったと思うが、メフメトは彼女に対してまだ同情心しか感じられないので、次回で何か恋愛イベントが起きるといいですね。というかカラマンのイブラヒムは次回でまだ殺せないはずなので、ギュルシャーがメフメトを泣き落とすドラマは待っていそうなんだよな。ほんとにこの娘、初夜から泣き顔続きばかりで可哀想だし、息子のムスタファも結局は……な未来なので、本当にあんまりな人生ですよ。
一方、ギュルバハルは気丈に「殺せとは言わない。離婚しろ離婚しろ離婚しろ」とメフメトにせがんでいるのであった。まあ彼女からすれば当然の勧めですが、ザガノスまで暗に勧めてくるのは笑うところですよね？こいつギュルバハルのときもあんまりいい反応してないし、ある意味平等に嫁に冷たい爺さん。他はザガノスっぽくないくせに、どうしてこういうところばかりザガノスっぽいんだ…おまえは……。
こんな理想が高すぎる爺さんの娘を嫁にもらったマフムト・パシャってやっぱすげえんですね！！はよ出てこい！！
そんなギュルシャーに唯一優しくしてくれるのがバヤジット二世坊っちゃんですが、さすがにババを殺そうとしたのでちょっとお怒りでお出迎え。でも「アンネはそう言ってたけど、僕は貴方がそんな悪人には見えないけどな…」とあくまで自分自身の目で判断しようとするところが実にバヤジット二世～～と地味に感動してしまった。そしてこの優しさにつけこむセリムよ～～と涙を禁じ得ない。
あと薔薇も忘れられてなくて地味に良かったですね。まあすぐエディルネに連れてかれるのにマニサに植えたら咲くところが見られなくないか？と思ったが、まあバヤジットがサンジャクベイになったときに懐かしむんでしょう。そうであってほしい。まあバヤジットって赴任先アマスヤだった気がせんでもないが…そしてコンヤが次男ムスタファ皇子なんだよなああ。
まあそんな感じで次回も楽しみです！！