今月のヴラド・ドラクラ
ヴラド・ドラクラにめちゃめちゃ心を奪われているので、辛抱たまらず、単行本派ではなく雑誌連載リアタイ勢になってみた。
この田舎でも書店特典がついてきてありがてえ!と初ハルタ購入。
まず、すっごい綺麗な雑誌だな…!!と感動しちゃいました。
紙がキレイ…印刷がキレイ…!!
何より広告ゼロで漫画だけがギッシリ詰まっている!!
すごいボリューム!!!
普段はたまにジャンプくらいしか雑誌を買わない自分にとっては軽くカルチャーショックでした。
それに、おまえ…本当にKADO立てるの得意なKAWAの雑誌なのか???と良い意味で驚きました。
あれだけ大きな会社ですから一枚岩ではないだろうと思いつつも、この良心の塊のような雑誌を知ってしまった以上、結構印象が改善しました。そして次のドラクラが載ったハルタも絶対に買うからな!!という決意を固めました。
しかし奇数月連載だったんですね~そりゃ単行本のペースも一年に一度になるがな~~と納得しました。
とりあえずメフメトのターンが続いている間はリアタイ勢で頑張りたいと思います。アンケもしっかり出します。このご時世ですから、ちゃんと応援できるときに応援しないと!
ヴラド・ドラクラ感想
扉絵のファーティフめっちゃカッコいい~~!!
柄にもなくメフメトのオジサマすてきーー!!とキャアキャア言ってしまった。
こんな調子で基本オスマン帝国ファン寄りの感想です。ディズニーのアラジンで育った女なので、謎のイスラム文化刷り込みされている模様。ある意味、ぷちイェニチェリみたいなもんだ。
あとオスマンの史実にはちょっと詳しい程度のネタバレがあるので、そこはご了承ください。
今回は戦シーンばかりで買って大変良かったと思いました。デカイ雑誌面で読めて大満足!!
昔の戦シーンの何がいいって、お馬ちゃんが大活躍してるところですよね!!
そう、チェルニクの兄貴がカッコよすぎて惚れました。この躍動感よ!!これが見たいがために大河ジャンルに私はハマっているのだ!!戦で活躍するお馬ちゃん大好きです。
私は今BS日テレで放送中の「オスマン帝国外伝」という、メフメトの曾孫スレイマンを題材にした本場トルコ製の大河ドラマにもハマっているのですが、ドラクラの漫画でもロードス島やモハーチの戦いっぽい戦闘シーンが見れて嬉しくなりました。もしかして大窪先生も参考に見ていらっしゃったり?最近オスマン帝国ファン的には繋がりのある2つの時代を同時に追っかけられて本当にマーシャアッラー!と楽しいです。
(別にイスラム教徒ではないがオスマン帝国外伝のトルコ語を聞いている内にめちゃめちゃ覚えてしまった)
ドラクラファンもぜひこれだけでも見ていってくれよな!!
ドラクラで言うとマーチャーシュの国ハンガリーに完勝したオスマン帝国のモハーチの戦いです!公式配信動画なのでトルコ語だよ!字幕もないけど戦シーンだから感じるだけでいいんだよ!!見て!!
(お馬ちゃんがカッコいいね!)(人は……?)(普段は女と昼ドラしてる野郎たちだからなあ!)
まあそんな感じでイケイケなオスマン帝国に数の暴力だけではなく最新兵器で押されるワラキア。
オスマン帝国はこの時代では先進国だからね、仕方ないね。
それにしても最初出てきたイェニチェリが化け物みたいな描写でめっちゃ吹いたんですが、鉄砲を構えているときはいつもの(?)のイェニチェリで安心した。普段はお給料日に飴も作って配っている可愛いオジサンたちだよ!
まあそんな連中に限られた資源と兵力で対抗するマリアタ…縛りプレイにも程がある……!!
おいたわしい!!
普段の無表情がめちゃめちゃ崩れて激怒している様を見て、あなた様は本当にメフメト関係になると表情が息を吹き返すのですね……このクソでか感情!!ありがとうございます!!とメフヴラ萌えでした。
メフメトのマリアタの負けず嫌いな性格わかっている感な、余裕綽々の態度がいいですよね。楽しんでいる節すら見えた。それに自分が姿を見せればこちらに釘付けになるから、キリア側に回した軍隊が気づかれないよう舐めプしながら時間稼ぎしてたってことですよね。そりゃクッソむかつくがな!!メフメトそういうとこやぞ!!と善戦していたマリアタに同情しました。
メフメトのマウントの取り方はあまりにもナチュラルですよね……。この圧倒的王者気質に内心では色々コンプレックス抱いてそうなマリアタが好きです。3巻で「メフメト二世と同じ時代に生まれた、それがヴラド三世の悲劇かもしれぬ」というセリフがありますが、本当にその面は否めなくて、人質時代の無力な自分の境遇に何処までも途方も無い怒りを抱いて生涯を生きているのだろうなあと、私はそのようにヴラド公を解釈しております。ただ冷静な私はそれはオスマンという国に対してだと思っていて、メフメト個人に対してはたまたまそこに王座に座っていた男だから程度で、私怨とかそういう特別な思い入れまではないかも?とか思ってたのです。しかし、あそこまでめちゃめちゃ怒っているのを見てしまうと、メフメト…人質時代にどんだけマリアタの癪に触ることを無自覚でしていたんだろう……とメフヴラ民的には喜ばしい反応でした。
というわけで、マリアタの反撃も楽しみです。小国の意地を見せてくれよー!!
そういやチェルニクとストイカの「不信者な俺でもさすがに祈りたくなりますよ」「聖書でよければ貸してもいいが?」のやりとりがちょっと面白かったです。そしてズバーと「必要ありません」というリアリストなマリアタも良かったです。ドラクラ人物の信仰心の程度があまりよくわからないのですが、少なくともマリアタは限りなく現代に近い考えしてそうですよね。ストイカも出生記録の件でで既に神を騙しているので坊主上がりにしちゃ信仰心それほどないかもと思っていたのですが、それでも聖書は持っているんだなあ!とちょっと意外でした。でも神の言葉よりマリアタの言葉のほうを聞く男だと思っている。
なのでチェルニクは聖書を貸してもらえ!と思いました。弾除けになるだろ!!このオスマン戦でロストする部下はおまえに違いないと私は心配しているんだよ!!??
あとキリア側の将軍にラドゥいたらいいのになあ!と思っています。私はメフメト総攻め派なので、メフラドゥももちろん楽しみにしているんだよ!!そもそも私がメフヴラに望んでいることは恋愛要素ではないので、その点で言えばストマリ、メフラドゥのほうが普通のカプ妄想している感じですね。それでも一番萌えているのは?と聞かれたら、やっぱり因縁のメフヴラなんですけども(よくわからん思考の持ち主でスミマセン)
そんな感じで来月も楽しみです!マーシャアッラー!
メフヴラ妄想
GW中にずっと描いていたオスマン帝国外伝式衣装を着た若メフヴラです。
オスマン帝国外伝の衣装は本当に華やかで目の保養なので、メフヴラにも着せたーい!と軽い気持ちで取り掛かったのですが、この模様地獄……もう二度と描かねえ!!と泣きながらチマチマと作業していました。
今、日本で放送されているオスマン帝国外伝はスレイマン時代ですが、続編では更に時代が進んだキョセムという皇后を題材にしたドラマが作られておりまして、そのキョセムの息子ムラトの衣装です。どちらも。なのでちょっと近代的なのですね~。私はメフメトの三日月の意匠がついている黒い衣装が一番好きです。国旗を意識したデザインかっちょいい!でもトルコ国旗の三日月って本当は新月の表現らしいよってトルコ展で書いてありました。なのでこの黒い衣装はそれの表現っぽくって好きなのです。マリアタのほうは、刺繍が可愛いな!と思ったのですが、このイラストでは私が途中で力尽きているせいで魅力を完全にお伝えできてません。ググってくれ。
しかし、これある種の闇堕ちのイラストですよね!すまんなマリアタ!
メフメトの望み通りに右腕になったマリアタはもはやヴラドという名前でもなくなっているんですよね。
お気に入りには改宗させてイスラムな新しい名前を授ける文化らしいんですけど、私はそこはええー……と思うところですね。親からもらって洗礼も受けた名前なら尚更なあ。スルタンもスルターナも名誉だぞって感じで嬉しげに命名するんですけど、傲慢ですよね。マリアタもそれが一番嫌だったのかなあと思います。パパと同じ名前だもんな。
しかも曾孫のスレイマンとイブラヒムの末路を見ていると、本当にメフメトと敵対することにしたマリアタの選択は間違ってなかったと思いますよ。
気軽に愛のポエムをぽんぽん囁くわりに処刑もぽんぽんやるよね!?スルタン…こわ……。
という、おまけマンガも描いてみました。
私はスレイマン周りの人間模様が面白すぎて気に入っているのですが、それだけに今オスマン帝国外伝で繰り広げられているムスタファとメフメトの兄弟愛が切なすぎてですね、元を辿ればこいつのせいかー!!と結構ファーティフのほうのメフメトのことは殴りたい気持ちでいっぱいです。
皇位継承争いしないように先に殺せばいいべ!の発想、結局それで謀殺が捗って出来の悪いセリムが生き残ったというオチが何とも無情ですね。やっぱ人としての情がなさすぎる法を定めたメフメトはサイコパスマシーンでは???どうしてくれんの???後の世代がありえねーぜ!と我に返って緩和しても幽閉だから狂人も生まれてしまったんだが???
と思っていたところに、ドラクラの何か人格者っぽい雰囲気すらあるメフメトが私の前に現れたわけですよ。
始め、結構な衝撃を受けましたね!とても即位して早々に兄弟殺しした人物には見えない!!親父と兄貴が殺されたマリアタを気遣うこのメフメトが後に弟を刺客として送るだと!?どうしてと現場猫になるわ!!
なのでラドゥが出てきてから闇が深くなるんだろうなあと私は期待しています(本性を現した闇の腐女子)
だっておまえも俺と同じ兄弟殺しの咎を負えよ的なヤンデレを感じませんか?私は感じるね!
兄弟殺しというとストマリもそういう絆を結んでいるのですが、メフラドゥと対になるためでもあったのかなあなんて思ったりします。もちろんメフヴラ自体も結構色々なところが対になっているのですが、ストマリとメフラドゥ前提のメフヴラだと更に萌える!!
なのでストイカは本当にいいキャラだなと思っています。ワラキアの史実には全然詳しくないので、彼が史実人物かどうか知らないのですが、大窪先生のオリジナルキャラなら本当にうまい設定してる!!とめちゃめちゃいいね!!を押したいです。そしてラドゥと対決するまでは絶対に生き残っててほしいぜ。
そんなわけで今回結構メフヴラ妄想書いたので、次はワラキア陣営キャラを描きたいと思っています。
でも今月の話でちょっと面白そうなネタが思い浮かんだので、そっちも描きたいなと思っています。
まあぼちぼちと描いていきますね。
ダンジョン飯もついでに
ハルタはダンジョン飯連載雑誌でもあるんですよね~~!!
単行本派な挙げ句、まだ6巻までしか読んでない不届き者なので、話についていけるのかしら…と思いつつ、ついでだから読んでしまいました。
これモンティ・パイソンネタじゃーーん!!!!!
聖なる手榴弾投げよう!!!!!
単行本派にネタバレをしない雑誌勢の鑑なので、感想は以上です!
(モンティ・パイソン勢への配慮は?)(そんな人ここに来るの?えげれす人か?)
おまけ本のカラーイラスト集はとてもかわいかったです!
服着せ替えしているページがお気に入りです!マルシルとチルチャックかわいいぜ!