映画トールキン感想

トールキントールキン

このブログを始めて、やっと中つ国記事を書く機会を得ました。
近場の映画館でやっていなくて悩んでいたのですが、ざっと見た感じトールキンファンの間でとても評判が良かったので、映画をもう一回余裕で見れる交通費を出して都会に馳せ参じました。田舎者は辛いよ。
しかしその出費なぞ全然惜しくないくらい、とても良い映画でした!!
今までトールキン教授の人生について具体的に詳しく知ろうとせずにいましたが、それでも作品を通して作者は大したロマンチストだと思っていたものでした。この映画を見て、本当に人生の酸いも甘いも噛み分けながらロマンを育んできた人と知れて、とても腑に落ちましたね。
綺麗で、繊細で、そして泣ける映画でした。

そんなわけでトールキン作品ファンとしての感想をつらつらと書いていきます。
一応、私のトールキンオタク度を先に書いておきますと、指輪物語、ホビット、シルマリルの物語、終わらざりし物語、妖精物語についてまで読み込んでいる、やや深めのファンです。ピーター・ジャクソンの映画ももちろんエクステンデッドまで網羅し、何度も見ているほどお気に入りです。
そんな感じなので、ロード・オブ・ザ・リングしか見たことのないライト層には見慣れぬ単語が注釈もなしにバンバン登場する感想です。すみません。自分で調べるか、いっそこの感想読むの諦めてください。
そしてトールキン教授の人生についての知識は、かなりざっくりとした状態で見ました。伝記も一つも読んでいませんので、何処まで脚色であるかの正確な判断はついてません。
ゆえにトールキン研究家ファンには浅く見える感想かもしれませんが、そこはご了承ください。

散りばめられた中つ国の幻影

中つ国ファンとしてやっぱり見逃せないのが、トールキン教授の人生の中でチラホラと映る物語の影です。
もうこれが本当に中つ国ファンとしては一時も退屈させてくれないレベルでたくさんあるので、拾われたそのモチーフを見つけるのが本当に楽しかったです。つまりトールキンオタクほど、この映画は見ていて楽しいに違いない。間違いなく監督は凄まじいレベルの束ヲタ。こんな素敵な映画を作ってくれてありがとう。トールキン財団の非公認声明なんか気にせず自信を持ってください。

そんなわけでいきなり戦場をかけるナズグルと白馬の騎士(ガウェイン?ローハン?)にとても心奪われたスタートでした。
ナズグルのデザインはやっぱりかっこいい!悲惨な第一次世界大戦の戦争シーンも描かれた映画ですが、トールキン教授の幻覚でチラホラと跋扈するナズグルや竜、サウロンっぽい影などのおかげで、とても絵画的にも映る不思議な光景になっていて何だか目を離せませんでした。ゴラムが案内した死者の沼こと血溜まりに沈む戦死者の山もあり、フロドとサムが辿ってきた厳しい道のりは本当に戦場の過酷さそのものだったのだなと改めて思いました。
部下の名前がサムなのは我々中つ国ファンへのファンサービスなのでしょうか。実際にいたのでしょうか。詳しく知りませんが、とにかく私はもうそこからウルウルしていたような気がします。ジェフリーの顛末を見るに、彼も願望が見せた幻覚だったのかもしれませんね…。

そこから場面変わって幼少期、教養のある母親にシグルズの伝説を聞いて育った教授。
ランプの光に映し出される竜や鷲の影、その北欧神話の英雄碑への愛着はシルマリルのトゥーリンとグラウルングの物語や、ホビットのスマウグの物語、そして指輪物語となるわけですね。
トールキン教授の竜への憧れには、私にとってもとても同意するものであり、中つ国に深くハマった最大の要因です。私が生きている内にトゥーリンの物語が実写化されるのを祈っている。シルマリルの中では一番好きな物語なのです、トゥーリン・トゥランバールの章。ドラゴンスレイヤーに惹かれない人間がおるのか?いやいないね!しかもこんな教授の趣味と厨ニ病が炸裂しているようなキャラ、性癖の合致でしかなかったですね。ぜひとも「やあやあグアサング」「然り」ネタも拾ってほしかったぜ。
しかし脚色なのかどうかわかりませんが、まさか奥さんとの仲直りの言葉にも竜を使っていたとは……筋金入りじゃん!!とちょっと笑いました。

そんな妻エディスとの愛は、一度は諦めかけた恋で死地から戻ってきてやっと実ったもの、それはシルマリルのベレンとルーシエンの物語となりました。
さすがの私も、ベレンとルーシエンのモデルが教授夫妻であることは知っていたので、木々の下で踊るエディスさんのシーンをもっと見てみたかったですね~。ベレンがルーシエンに一目惚れした瞬間ですからね。
人間のベレンとエルフの王女であるルーシエンの恋は、数多くの試練がついて回ったものですが、彼には多くの助けもありました。ガラドリエルの兄であるフィンロド、オロメの猟犬フアン、そしてルーシエン自身にすら助けられて。トールキン教授の人生とその交友関係を知ると、なるほどな~と思いました。ベレンは本当に教授の生き写しですね。孤児となった教授に最初は孤独であったベレンが見えましたし、エディスさんにはルーシエンの健気さと気丈さと快活さが、詩を嗜み人情深く愛の人であった親友ジェフリーにはフィンロドの面影が見えました。フアンは…ワンちゃんいませんでしたね……。飼ってなかったのだろうか。それでも犬派と信じてやまないが。
それとトールキン作品を読んでいると、夏至はいつも特別な時期に描かれています。例えば指輪物語ではアラゴルンとアルウェンの結婚式、シルマリルではトゥーリンとニエノールの結婚式が行われています。しかしながら、その結婚は後にどちらも暗い影が差している。シルマリル時代に大きな戦争が起きるのもこの時期が多く、なんか暗い印象がついて回っていました。その理由をこの映画を見てやっと理解できました。そらあんな絶望的な状況で知らせられれば、そして従軍した日々を思い出せば、嫌でもこの時期を意識してしまいますよね。しかし夜空を見上げればエアレンディル、中つ国で一番希望の象徴である星が瞬いていて、憎い演出だな~!!と私は唸りかけました。
あと引き取ってくれた叔母は、あーこりゃ見事にロベリア・サックルバギンズのモデルだなと思いました。個人的にはロベリアの描写が一番なんかリアルだよな…と思っています。親戚に対する教授の複雑な思いが全部込められている。その結末も含めて。

そして四人の仲間たち。指輪物語のホビット陣が四人組であった理由が明白になりましたね。
とりわけ親友に思っていたジェフリーは、ビルボにとってのトーリンであり、フロドにとってのサムであり、ベレンにとってのフィンロドであった。それを理解した瞬間、さすがに私泣いてしまいましたね。
ホビットからシルマリルに渡って全体的に親友同士の死に別れが多かったのも、自身の経験から基づく展開だったのですね。今際の際にトーリンがビルボと会話できたのは、そんな教授のささやかな願望が為したものだったかもしれません。切ない。さらに指輪物語でのフロドとサムの顛末は、教授の想像する最大の慰めと救いであったのかもしれません。発つ時期は違えど共に西に向かった二人、不死の国アマンで再会できると信じて。こんなん泣くしかないじゃないですか。
そうなるとヘルへイマ!の掛け声も切ないですよね。劇中でも解説ありましたが、北欧神話の死者の国が元ネタですよ。ある意味、予見してしまったじゃないですか。本当に戦争が起きてしまったのだから。戦乙女に連れて行かれてしまったのだ……。一緒に、いきましょう(VPファン)
でもそんな亡きジェフリーの詩を出版するエンドは、フロドがサムに赤本を託した展開を思い出して、とても胸が熱くなりました。彼が最後に書いた手紙に『僕らの物語に終わりはこない』とありましたが、それこそが中つ国を創造するに当たって教授の目指した最大の目的なのかもしれません。そして、トールキン教授も今は亡くなられているわけですが、だからこそ永遠の世界となった中つ国に現代人の私達も浸っていられるのかもしれません。なのでヘルヘイマの掛け声がより意味深いものに思えて、とても印象に残っています。
ジェフリー以外の他の二人もピピンとメリーを思い出させる陽気さで懐かしくなりました。あの二人組はPJ映画でもよく歌って踊っていましたけど、今ではそれに音楽家の友人の面影をも感じることでしょう。ピピンとメリーは作中途中で別れ、ペレンノール野の戦いでメリーが危ないところでしたが、共に生きて帰れました。それは従軍経験で病んでしまった友クリストファーに向けた慰めだったのかもしれませんね。

それとトールキン教授の教授であるライト教授。
オークの話は、トーリンを思い出して胸が熱くなりました。樫の木の盾ですもんね。トーリンというキャラの造型に惚れ込んで私もここまでトールキンオタクに成長したので、私にとっては特別なキャラです。まあリチャード・アーミティッジの容姿がとても好みだったのも大きかったのですが、教授はあのエルフめいたドワーフはお気に召さないとは思いますね!きっと教授の中のトーリンはこのライト教授に似た容姿だったのではないかと思いました。本当はおじいちゃんだもんねトーリン。それかガンダルフかな?コナン・ドイルも尊敬していた医学部時代の恩師をホームズのモデルにしていたものです。
それにしても私とてもビックリしたんですけど、トールキン教授ってばあれだけ創作言語に耽っておいて最初から言語学部に入ってなかったんだ!?危うく偉大な物語を失うところだった……ギリギリ進路変更できて本当に良かったですね……
エディスとのデートでセラドーアについて創作しているシーンは、もう本当にディープな束ヲタ向けで、ライトファン層どころか言語オタク以外はみんな置いてけぼり映画じゃん!?と笑いました。私はエルフ語の言語体系までは理解することのできない凡人ですが、教授の発音に拘る姿勢はとても好きです。ここで暴露しますが、実はこのブログのタイトルとかサイトのタイトルもエルフ語なんですよ!Tiriwは英語ではHorizon、つまり水平線って意味です。TheithaはWriteですが、エルフ語文法的に正しいのか自信はありません!(オイ)

そして古き良き英国の風景。トールキン教授が自然を愛した由縁が本当にわかるほど、どれも美しく綺麗に撮られていましたね。この映画で一番好きなところかもしれません。
故郷の田園風景はホビット庄の面影がありましたし、絡み合う2つの木はシルマリルのあの始まりの木のことだろうし、オックスフォード大学はとても裂け谷の雰囲気がありました。ホームズオタクとして一度イギリス旅行はしてますが、今度機会があったら中つ国オタクとして回ってみたいものです。
あと木漏れ日の光と影を、本当に妖精がいるみたいに撮っていたのが、地味にすごいと思いました。あんな感じに見ると、確かに妖精がいるかもしれないと信じてしまうかも。木々に囲まれて木漏れ日の下で生活している人間が至る当然の発想だと理解できて、なんだか羨ましくなりました。
あとトールキン教授がオックスフォードの芝生を踏まないように遠回りしているシーンも好きでした。芝生は日常的に踏むと痛むしな…。このような植物への愛情の賜物が、エントになったと思うと感慨深いですね。PJ映画の二つの塔で一番好きなシーンがエントの行進なので。

最後にホビットの有名な一節を書いて、スタッフロール。
映画の作中に出てきたモチーフだけでなく、思いっきりガンダルフじいちゃんやゴラムらしき影も見え隠れして、ファンサービスの大判振る舞いで見てて楽しかったです。満足しかなかった。
色々権利関係がくっそ複雑なトールキン関係ですが、逆にその制約があったからこそ、このようないい塩梅の表現になったのかなあと思います。何故だか知らんが人間、ある程度の制限があったほうが輝くよね。
とにかくトールキンオタクとしては監督に感謝の言葉しかなく、とてもいい気持ちで映画館を出られました。
Hannon le!

創作する人間誰もが抱えるもの

この映画、トールキンファン以外にも創作したことのある人間にとっても、とても心に残る映画ですよね。
おそらく誰もが一度「それって何の意味があるの?」という棒で叩かれたことがあるはずです。私もありました。私には理解してくれる大人もいなかったし、創作していた友人たちも皆社会人になったら止めてしまいました。
なので、トールキンとその友人たちがとても眩しく見えましたし、共感してばかりでしたね。

トールキン教授は貧困に喘ぐ青春を過ごしてきた苦労人だったようですが、それでも教養のある大人たちが見守っていてくれて、話を聞いてくれたエディスがいて、そして創作に情熱を捧げて芸術の可能性を夢見る同志たちがいたのです。それは才能以前に、一番創作に必要なものが揃っていたと思います。だから彼は恵まれてもいたのだと私は思いました。だからこそ才能が花開き、中つ国という素晴らしい世界が誕生したのです。
そして戦争のトラウマで創作どころではなくなってしまった音楽家クリストファーの気持ちもわかります。トールキン教授は逆に奮起できたタイプみたいですが、多分そんな強い創作者はそういるものじゃない。そこが未だに中つ国が唯一無二たるハイファンタジーであり続ける理由なのかもしれません。
悲惨な第一次世界大戦戦から命からがら帰還したトールキンは、時代が負った傷と向き合い、この神話の如きファンタジーに全総力を注ぐことで究極の逃避と慰めを求めたのです。そんな作品背景を知ると、戦争のない平和な時代、そりゃこの中つ国に匹敵するファンタジー作品は誰も生み出せてないわけよなと私は思いましたね。もちろんそれは今を生きる私達にとっては幸せなことでもありますが。最近ちょっと世界は不穏な動きしまくってて不安になることは多々あるけども!
誤解のないように断っておきますが、中つ国に影響を受けたたくさんの作品を否定しているわけではありません。私はむしろそのような作品を探しては同志として楽しませてもらっている身なので。もちろん単なる模倣ではなく、その人なりの世界を作り上げているものに限るのですが、だからこそ再構築された世界にその人なりの中つ国像が垣間見えるのが面白く感じ、そのような楽しみ方はトールキン教授も否定しないのではないかと私は思っています。何より中つ国の物語も、ベオウルフ、アーサー王伝説、北欧神話、クレルヴォなどの影響が多々見られるのですから。そこを紐解くのも楽しく感じるタイプのオタクです。

そしてこれからもそんな調子で、トールキン教授が作り上げた中つ国に人生の最後まで浸っていきたいと改めて思いました。
人生にとって意味のある行いと信じて、絵を描いたり小説を書いたりしながら。そんなネットの片隅にある私の創作を通りがかりに見つけて誰かが書いてくれた感想をこれからも大切にしていきたいですね。やっぱり言葉をもらえるのが一番嬉しいので。
言葉は人生を豊かにしてくれると再確認できる映画でもあり、その面でもとても良い映画でした。
全てが好みでしかない映画だったので円盤が出たら買いたいです。待っています。

オマケ:トールキン財団の非公認声明について

この映画が全米で公開されたとき、トールキン財団が出し抜けに上げた非公認声明。
トールキンというジャンルにあんまり詳しくない方はちょっと不安に思われたんじゃないでしょうか。しかし、この声明、実はそんなに気にするようなものではないのです。束ヲタの私は、あーはいはいいつものねで流しております。
しかしワケを知らなければ納得できない方もいらっしゃるでしょう。なので、トールキン財団のスタンスについて、私の知っている限りのことを書いておこうと思います。もちろん関係者なわけないので、これは私一個人の勝手な憶測に過ぎないことを留めておいてください。迷っている方の助けになれれば幸いです。

そもそもトールキン教授は“想像する権利”を大事にする人でした。
彼自身の言葉で語られている『妖精物語について』のファンタジー論をかいつまんで簡単に要約しますと、上質な空想つまり〈ファンタジー〉とは現実には何処にもない別の“第二世界”を本当にあるものと読者に信じさせたものである、それは言語でしか成し得ない、言葉を通して読者も想像という創造行為を行うことによってそれはより強いものになる、と熱く語っています。
そして、その対極にあるのが、劇という形であると痛烈な批判もしているのです。
視覚と聴覚で実際に見せてみることは、誰か一人の解釈の奴隷になること、本来は各々自由に想像していたはずものを奪う行為です。おそらくトールキン教授はそれを最も良しとしませんでした。なので、その志を継ぐトールキン財団は、ピーター・ジャクソンの実写映画にも色好い返事を返していないようですね。
さらにトールキン教授は寓意を嫌う人でもありました。それも先に述べた理由からでしょう。なので、トールキン教授の人生が書いた物語に反映されている、という勘ぐりは一番否定したいところでしょう。それは想像の邪魔になりますから。私がこの映画を見るまで作者の人生をあまり知ろうとしなかったのも、その理由からでした。
以上から、思いっきり彼の創作物語を関連付けて現実世界に直接描写しまくっているこの映画、そんな教授の考えに真っ向からケンカを売っているようなものです。トールキン財団としては非公認にせざるを得ない。私はそのように理解しました。
つまりですよ、トールキン財団はどのような出来であろうとも実写化という行為自体にまず否定的な姿勢を見せる集団なので、普通のファンならばそんなに真面目に取り合わなくていいと私は思いますね。脚色による改変を全く許さない、そんなん無理だろ…レベルの話をいつもしているのが彼らだと私は思っています。そして私が見受けた限りでは、この映画はとてもトールキンとその作品への愛情を感じるものでした。なので、指輪物語が好きで気になっている方はぜひ迷わず見に行けばいいと勧めますし、もちろん先に述べたトールキン教授の考えを尊重して己の想像する中つ国を守るために見に行かないという選択も十分ありだと思っています。むしろ迷うとしたら、そこで迷ってくれと強く言いたいです。出来については全く心配しなくていいので!
だいたいこの際ぶっちゃけてしまいますが、想像力にも個体差があるんじゃぞ!!凡人はそんな超ガチガチな超保守派の意見に付き合えるかい!!そんな感じで堕落しきっている私は、ピーター・ジャクソンが連れてきてくれたアラン・リーとジョン・ハウの世界観をとてもありがたがっている一人です。人生の終わりに自力であの裂け谷を想像できるのか?と問われたら絶対に無理です。その自信のある人だけが、トールキン教授の遺志を汲んでヘルへイマ!すればいいと思います。私はアラン・リーとジョン・ハウが生きている内に彼らの世界観でシルマリル実写化が見たい派だから…お願い早めに心変わりしてくれ…。おそらく無理だと理解していますけれどね!ハハハ!いいんだ…挿絵はいっぱいあってそれだけでも幸せだから(涙目)
そうそう、それともう一つ思い出しましたが、トールキン教授って蛇蝎を嫌うかのごとくディズニーアンチだったんですよね。そして20世紀フォックスは最近そのディズニーに買収されてしまったので、つまりこの映画の配給もディズニーに……そこも地味に財団的には絶対に認めたくないところだったのではないでしょうか。でもしょうがねっだろーもうだいたい作り終わったころにそうなっちゃったんだろうからよー。余計なことしかしないディズニーに文句言え(最近のディズニーに不満しかない手描きアニメ時代懐古厨)

まあ色々考えられる理由をあげてきましたが、教授のご子息がまだ健在でおられるトールキン財団の気持ちもわかります。遺族としては当然の反応でしょう。
むしろよくこの企画通ったな…と思っていたところに、土壇場でいやらしく声明を上げてきた姿にはむしろ安心感を覚えましたよ。それでこそ俺たちのトールキン財団だ!!とやんややんや。
アマゾンプライム版でその超ガチガチな超保守派の手腕……期待しているぜ☆

Posted by tiriw

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