Mehmed fatihler sultanı 4話感想
今週めっちゃバクラヴァ映ってなかった!?
シロップどばーってかけててすげえおいしそうだった…
またナーディル・ギュルのバクラヴァ食べたいぜ…
台所シーンにスンビュル来てほしかったなあ!ハリルのまま摘み食いにきてもよかったんだぜ!?
しかしこの2時間ドラマが毎週くるおかげで、ヴラド・ドラクラの感想を書く暇がないのが目下の悩みです。
キョセムを見終わったとき、ヴラド・ドラクラでもメフメト二世の出番がなさすぎて、めっちゃ飢えていたころが嘘のよう!今、最高にオスマン充している!!
もしメフメト二世の歴史知識があまりなくて話がわからん…と困っている方には、副読書として漫画『ヴラド・ドラクラ』と小説『コンスタンティノープルの陥落』を読むと、手っ取り早く雰囲気理解しやすくなります。前者はバルカン半島の情勢図を理解しやすくなるでしょうし、後者はカトリックとギリシャ正教徒の対立への理解が深まるでしょう。まあどっちも今後ネタバレになりますけどね!
ちなみに私はオスマンの歴史書は結構読んでるほうで、フランツ・バービンガーといった洋書も読んでるガチガチのガチ勢ですが、このドラマは今んところ史実改変の仕方が本当にうまいので好きですね~~。脚本の意図が理解できるというか、無駄にキャラを増やさず工夫しながら面白く史実に繋げている感じなので感心することが多いです。
というわけで歴オタの史実知識とトルコ語雰囲気理解でゴリ押しで書いている感想4話目です。
結婚式パート
初夜を放っぽって夜のわくわく大冒険に繰り出すなあああああああ!!!!!!!
ギュルシャーの赤い花嫁衣装めっちゃ似合ってる~~かわいい~~とか言ってたのに、雲行きが怪しくなるにつれ「えっ、初夜なのにまさか行きませんよねコンスタンティノープル?」と一緒に見ている友達とザワザワし始めたが、メフメトは晴れやかに「すべての恋人は最愛の人に会わなければならない」と言いながら船上で満面の笑みエンドを迎えたのだった。
トゥルスンも征服する都市を花嫁扱いとして書いていたことを思い出した私たちなのであった……。
まあね?アクシェムセッディンにプライベートが壊滅的なことを相談した後に自問自答した結果、吹っ切れたように「コンスタンティニエ」と答えたメフメトを見て何となくそんな予感はしていたが……オマエはコナンの安室透か!?いやまあ全てを置き去りにして夢に向かって全速前進DA☆するオマエでこそメフメト二世かもしれないが……アンネのヒュマは泣いていると思うわ!!
次回葬式RTAが決まっているんだけど、予告で後から現れてる風な辺り、もう草草の草ですわ。
ザガノスも葬式に参加してたら、ハリルとイサクの目ん玉も赤く血走ってむけると思うわ。
いやしかしギュルシャーはシッティ・ハトゥンの役割も兼任させられた以上、多少は可哀想な扱いされるとは覚悟してましたが、後にメフメトの最愛の息子ムスタファ皇子を生むのも彼女なので初夜くらいは完遂すると思ってました。ヴラド・ドラクラのマリアタも初夜放棄で終わったが下着でベッドにはおったんやぞ、推しカプは嫁との昨夜はお楽しみでしたねシーンから逃げるなあああああ!!
「皇子に愛されるかしら?」とハリメさんに聞いてる辺りとか可愛すぎたんですけど、これはもう一生恨まれて仕方ない。しかしハリメさんがそれに対して「もちろんよぉ!皇子は薔薇が好きですもの!!」って答えてたの、どう考えてもバヤジットくんの薔薇の苗やりとりを何処かで盗み見していたに違いない。エレニちゃんがバハルからギュルバハルに進化する日が楽しみなんよコッチは!!
エレニちゃんについては、やべえハイパーインテリ良妻賢母できた…オスマン帝国外伝とは違うのか…と思っていたのに、回を重ねるうちに私の一次創作っぽく嫉妬に狂いまくっているギュルバハルさんのキャラにどんどん近づいていって、あるぇー!?って感じだけど正直大好きですね。ヒュッレムもやった鏡に物を投げつけるシーンをやってくれてニッコリしちゃったね!結婚式も喪服で参加するしな!!やっぱりスルタンの女はつよつよ女子でなければ!!
「そなたが私の心のスルターナだ…」という胸キュンものなこと言いながら手を伸ばすメフメトに、「私はそんな安い女じゃない」と言わんばかりに顔をそらすギュルバハル、このプライド高い男と対等であろうとする仕草と態度でめちゃ好きになりましたね。
結婚式の間の独白も、今まではメフメトが望むなら何でも従ったが今や愛とは何かを知ったみたいな感じで痛々しくもカッコよかったですね。「私は気づかなかった、彼の睫毛に隠されていた剣や短剣、矢を」「愛は私に王冠を与えたが、私の心の故郷を破壊した」がタニス・リーっぽい言い回しというか彼女が元ネタにした言い回しそのものっぽくて特に好き。メフメトの人、睫毛バチバチだもんな~マスカラなしでアレか!?天然タニス・リー人間!!
まあずっとそんな感じで時には衝突しながら夫婦していてほしい二人だ…と思いました。やっとめちゃくちゃ推せるメフバハルがきて、私は本当に嬉しいから。
しかしメフメトを待っているギュルシャーに親切に「来ないわよ」と宣戦布告するギュルバハルは、最高に彼氏くんに理解ある彼女面でしたが、どっこいそれが一生続くんだよなこの男……。家にいることが珍しいレベルで!
自分がそれで軽く見られたら、ギュルシャーと旦那の愚痴を言い合う仲になるかもしれない…?
しかし、メフメトとギュルシャーの縁談ってイブラヒム・ベイとの援軍協定に折り込み済だと思っていたら、まさかのハリル・パシャの勧めで決まってとても驚いたぞ!!
余計なこと言いやがってコイツ…!!みたいな感じで視線で殺す勢いで睨みつけているメフメトが面白すぎたし、その横で知らんふりしながらパクパクとピラウを食いまくってるハリルも面白すぎた。多分マナー的に仕方ない順番だとは思うんですが、このクッソ仲悪い二人がいつも隣同士なのマズいって!!メフハリ的にはありがたいんですけどね!!
カラマンの入婿にする?ことでメフメトを遠ざける策みたいなことをハリルがまた御伽噺で喩えて話していましたが、そんなことってある?オスマン男児の籍は一生オスマン朝じゃね?兄弟殺しがなさそうな話してるのが気になりますね、慣習としては既に存在しているはずですがメフメトが初めてやったことにしてしまうのか?
とにかく首にガラガラつけときゃ危なくないとか言っててメフメトのこと相変わらず猛獣扱いですねえ…。
そして父と家族の話をしたいメフメトが入ってきてもすぐには出ていこうとしないハリル、あまりにもふてぶてしくて目を見張ったな。親父の寵愛で張り合ってくる大宰相とか息子としては嫌すぎぃ!それにしてもいつも本を縫っているなと思っていたらムラトへの贈り物だったのか…また続きも縫ってるから大好きやん。ムラトの死にハリルの謀略は関わらなさそうが、死ぬ日はもうそろそろくるので楽しみですね。
それにしてもハリルが言い出しっぺなことを知らないまま、ハレムで複数の妻を持つことに対する親子の議論を聞くの、ちょっとホラーだったな!えっ、こんなこと言いながらこの後縁談を持ち出すのムラト!?人の心~~!!と思いましたよ。まあ結局バランスが大事なんだよね…という究極のバランサー回答するんですけど、家族としてはやってられねー親父すぎる。それが権力者の家庭と言えば仕方ないことなんですけども。
オスマン帝国外伝でスレイマンとヒュッレムの結婚の証人にちゃっかりなっていたスンビュルが大好きだったんで、カブレッテン(エッテン)また聞けて嬉しい。メフメトは最後までグギギ…と抵抗していたのでハラハラのエッテン連呼でしたね…。ムラトの圧もすごかったですが、退位させられたときよりハリル恨んでそうなメフメトの相変わらずの眼差し。2回目の即位以降がドキドキだね💖
史実だと秋の間中メフメトとシッティ・ハトゥンの結婚式をやってたんですが、終わったらガチギレしてたメフメト二世はシッティ・ハトゥンを置いてギュルバハルを連れてマニサに親子で帰っていったらしい。親のためによく我慢したな…と同情してしまうメフメト二世が好きです。
そしてその冬に死ぬムラトであった。まあそんだけ酒盛りしまくっての満足死だよね。
ドラマだと、予告見る限りじゃ母ヒュマの死と重なっててのメフメトガチギレなので、そりゃムラトなんも言えんよな。残当。そのまま後追い死しそうな感じですが、すぐ謝りに逝くなら最初からそうせい(辛辣)
コソヴォの戦いパート
ナポレオンポーズするムラト演説がかっこよすぎる!!!!!!!!!!!!!
こんなにカッコいいムラト二世は最初で最後かもしれんなというくらい、私このムラトが本当に大好きです(前のセクションからの見事な掌返し)
アクンジュ率いるメフメトが間に合わない間に劣勢から始まるオスマン軍でしたが、馬の倒れるシーンが毎回迫力あって心配になるよぉ!!どう見てもこれ本物のお馬さんでやってるよね!?すごいけど予後らないか不安で仕方ない。
ハリルの突撃シーンにウルバンの大砲が炸裂するシーン、着弾シーンもやってほしかった。いつのまにか全滅って感じでひっくり返っているハリルに、ええー!?と思いました。まあ発射シーンが本物なので、実際の着弾を撮るには危ないんだろうけど、こういうときに3D使ってくれてもええんやで!!まあコンスタンティノープルの陥落でアホほど予算使い込まないといかんから前座パートであるコソヴォの戦いに割けないのはしゃーない気はするけどな!!
メフメトが間に合って形勢逆転したので、バシュバグ!メフメト!!(ノリはキャプテン・メフメト!)と巻き起こるイェニチェリコールに、あららこれは「メフメトの後ろにつくのは戦場ではなく、祈りを捧げるときのみだ」とか言ってたハリル陣営も苦笑いですわな。でも援軍として現れたメフメトに、イサクもクルチュ・アーもさすがに嬉しそうだったよな。もちろんムラトは立派になった息子に誇らしげなのであった。思わず笑顔の親子。良かったね(だが数分後)
それにしてもヤーノシュの逃げ足が早すぎる!!
歴戦の傭兵らしい強い戦闘シーンも見たかったのですが…。俳優さんは運動苦手なタイプ???
オスマンとの関わりは、枢機卿が言った通りに十字軍は解散してしまうので、コンスタンティノープル陥落後のベオグラード戦までお預けになります。さみしいなあ。ヤーノシュおじさんの悪役っぷりはこのドラマの華だよ。
逃げた先がセルビアで捕獲されて人質になったらしいので、次回くらいにまだ若干出番はあるかもしれませんが…。お迎えは長男のラースローくんです。手間のかかる親父ね!!てかこれで父親だからたまげるわ!!家族相手にはあのヤバい嘘つきぶりは鳴りを潜めていてほしい。ヴラドにはしても良し!
それにしてもこの戦いにザガノスがいないってウッソやろ……。
正直ヤーノシュおじさんが再び表舞台に出てくるベオグラード戦でザガノスの大宰相時代も終了するので、二人は浅からぬ因縁があります。今後を考えてもヤーノシュとザガノスはここで顔見知りになっておくべきだったと思うが…。というかこの戦いだったかは忘れたけど戦績を目覚ましくあげたからムラトの娘を嫁にもらうザガノスなのに。いやまあもうこのドラマのザガノスは「じゃがオマエはもう年じゃろう?」スタイルなのですが!
でもこのドラマの脚本は今後を考えて意味ある改変をしている場合が多いので、ザガノスについてもまだまだ保留しておきましょう…。でも奴隷使いにビシバシやられてるシーンが哀れなんだ。このスタッフ、ザガ虐が癖なヤツおるでしょ。スネーク!未来が変わってしまった!タイムパラドックスだ!!もはやギャグの引きやめい!!
ビザンツパート
デメトリオスくんの手がああああああああ!!!!!
でも愛犬バロネスを撫でる手はもう一個残ってたのが不幸中の幸いですね。
正直ビザンツ陣営の中ではデメトリオスくんが一番好きなので、出番減ると寂しい。
そしてまさかの嫁ゾーイがウルバンの娘設定におったまげましたね!
そうくるか~。マヌエル二世の所業にしては違和感あるなと思っていたら、この展開のための改変だったんですね。コンパクトに登場人物の増減を調整しながら上手く物語を繋いでいく改変がこのドラマは非常にうまいと思います。なんでもかんでも史実通りして面白くなるかと言われればそうでもないので、私はこの脚本の思い切ったところは好きですね。
というわけで正体がわかったときにはもう遅く、ヘレナママが速やかに毒殺…。
デメトリオスくんを始末しようとしたのに息子を裏切ったゾーイを許さないって、ヤバすぎるママだ。もうここまできたらチー付与の暗殺の母を目指してほしいぞ。あたし“が”殺しますだ!!あたし“も”じゃあないッ!!
ゾーイの墓を掘るまで恋人の不在を怪しまないアレックスもどうかしてると思うんだ…。そんなに好きならもっと真剣に探せ!!結局情報を握ったのはサルトゥクじゃねえか!!恥ずかしくねえの!!
しかしこれでウルバンとアレックスは大手振って揃ってオスマンに来るということになるんですかね。カトリックもクソ、ギリシャ正教もクソ、やっぱターバンが一番だね💖
そして呑気に戴冠して人生の絶頂期にいるコンスタンティノス。
なんだろう…なんでこんなに衣装が似合っていないというか着られてるんだろう…。一人だけコスプレ感がひどすぎてなんか泣けます。チロリアンテープの衣装のほうが似合ってたよ。
初代コンスタンティノス像を彫ったり?してて芸術家肌なのがレオの面影があるね。でも顔ちかすぎない!?
なんかノタラスとの相性は良さそうなので謀略キャラに特化していくことを期待しますが、ザガノスを餌にしてメフメトを捕獲しよう作戦なんでやねん!!そんなの普通ありえるわけなくない!?でもこのドラマは初夜放棄冒険王メフメトだからまさかのエンカウントチャンスが生まれてて面白すぎるやろ!!
ちなみに史実だと二人は顔合わせしたことは全くありません…。だからコンスタンティノスの死体を持ってこられても、オスマンの誰も本物判定できなかったのだった。陥落後にしばらく生きていたノタラスあたりが判定したかもしれん。
しかしこのビザンツ皇帝、オルハン皇子といいオスマン髭コレクションに熱心ですね。おまえジジフェチしてる場合なのか、個人的に気持ちはわかるけど嫁探しも始めなさいよ。
史実コンスタンティノスは、ムラト亡き後のマラ様にも求婚してお断りされてるのですが、このドラマでもそれが拾われないかと期待しています。が…全然ロマンスにならず絶対にマラ様に鼻で笑われて終了しそうなんだ…!!ヒュッレムといい美女に縁はあるのに、いまいち男女カプ的には冴えないイケメンすぎて泣けるぜ。私は腐女子保険に入ってるけどもね(オイ!)
そしてビザンツ潜入を任されたハサンくんとサルトゥクのオリキャラコンビが可愛かった。
というかサルトゥクが出てきたときの安心感がパない。つよつよヒーローキャラで潜入お使いもこなせて出来る男すぎる。でもそんな存在感ある乞食がおるか!!とウルバンとのシーンは笑いました。
先週殉教してしまったコルクトくんロスを引きずるバリ・ベイも良い親父さんすぎたので、ハサンくんは死なせないでほしいですね。サルトゥク頼んだぞ。
来週も楽しみです!