悪魔城伝説
年末年始に遊び倒したんですが、絵を描くのに時間かかりすぎました。
月下やアニメのキャラデザで描けば、2月中に完成できたとは思うんですが、
違和感がすごかった!!黒髪アルカードじゃなきゃ嫌だ!!!(完全に愛着が湧いている)
あとアニメはグラントさんというナイスガイをオミットするエアプ畜生だから許せなくなった。
悪魔城伝説は圧倒的箱推し!!
そんなわけであくまでも悪魔城伝説キャラデザインをベースにしつつ自己流にリデザインした悪魔城伝説メンツです。小島文美デザインが好きな方、申し訳ない。月下ネタのときはちゃんと金髪アルカードを忠実に描くので、住み分けヨロシクお願いします。
そして初ロストはメデューサヘッドの群れにやられてだったので、そんな感じのイラストです。
一面からキツすぎィ!!
しかし私は悪魔城ドラキュラコレクションで悪魔城伝説をプレイしたのでね!
中断セーブ&ロードが神機能すぎました。M2ありがとう、愛している。
正直、邪道!!と思わなくもなかったのですが、途中からパスワード入れるのが面倒になってしまうほど死んだので許してください!!
というわけでアクション下手な私でも、サイファ、アルカード、グラントの仲間エンドを全て見れましたし、全てのルートを遊び倒せたわけですよ!2周目はまだ誰を仲間にして挑むか悩んでいる!
BloodstainedもCotMのほうが好きだったので、元ネタである悪魔城伝説もすごく楽しめました。
ファミコンにこんな神ゲーが出ていたとは……昔のコナミは本当にすごかったですね!
全体的な感想
まごうことなき神ゲー!!(クソデカボイス)
これも加点しかできんタイプのゲームじゃん!!最高!!!!!
また人生が豊かになりました。遊戯王と言い、なんだかんだ世話になってるわ。コナミ生まれてきてくれてありがとう。これからもよろしく。
まずOPからして映画みたいでテンションあがるんだよな~~!!
ドットでも演出次第でこんなに引き込まれるし、何より音楽が本当に良い!
ついに憧れの生Beginningだ~~!!と盛り上がるものの、操作に必死すぎてそんなにじっくり聞く暇もなかったのが悲しい……いいんだよ開発資料集を眺めている間に堪能したからね……
ラルフの鞭の出と判定に慣れるまで結構苦戦しましたが、初周はサイファルートに行ったので、時間制限に喘ぐ私のラルフを尻目に彼女が初見のボスはほとんど薙ぎ払ってくれました。
3連玉魔法が強すぎ!!消費も軽いから使い放題や!!そして彼女の魔法攻撃の更に上位互換してたアルフレッドじいちゃんマジで自重を知らぬな!!と改めて思いました。
それでもデス様はかなりリトライしましたね。正直ラスボスより強いだろう、前半戦の追尾する鎌の群れに泣いた。しかも何とか生き残っても、後半戦もあるのかよ!!と絶望。鎌の数を自重してくれて助かりましたが、普通逆じゃね???前半のほうが発狂してね???と言いたい。
しかしそんなデス様も、一度サイファと結婚して慣れてきたラルフの前では、単騎でサジマジバーツ!と斧乱舞に沈むようになるので己の成長ぶりを実感できる楽しいゲームでした。サブウェポンは主に斧を愛用するタリスの戦士であったよ(FEネタ)
アルカードさんは悪魔城ファンが「ヤツは仲間の中でも最弱……面汚しよ!!」と散々ネタにしているのを聞いていたものの、使い勝手は言われているほど悪くありませんでしたね。やっぱりショートカットできるのは強い!凡ミスマンなのでコウモリ移動で楽できるのが本当に助かりました。その代わり、攻撃が貧弱貧弱ゥ!なので戦闘はラルフに任せっきりのひ弱なお坊ちゃんでしたが……まあ唯一一度も死ななかったボスでもあるからな!仕方ないね!
逆にみんなが拝むほどお世話になっていると言われているグラント様は、操作説明が雑なコレクションの仕様もあってか、張りつき移動の恩恵をあまり感じられなかったという……。誤爆でよく壁の穴に埋まっていました。可哀想。仲間の操作説明はVCのページがまだあったので助かりましたが、任天堂が消したらどうするつもりだコナミ。自前で用意しろよ。
そんな感じなので、結局ほぼラルフメインでステージを進んでましたね。Bloodstainedでも斬月メインで進めてたヤツなので当然のプレイスタイルに帰結したとも言える。ミリアムちゃんやグラントさんのジャンプ力は助かるっちゃ助かるんですけど、その機動力の変化に慣れずに惰性で初期キャラを使い込んでしまう残念なプレイヤーなのであった……。
あっ、そういえばラルフ単騎ルートはまだやってませんでした。これ書いたらやってみます!
ステージ構成については、ルート分岐が色々あってかなり周回が楽しかったですね!
時計塔、森、墓場、水上都市とバラエティに富んでいました。城に乗り込むルートが色々あるのは、キャラたちの道中を想像しがいがあって楽しいですね。アルカードさんとかいかにも内通者の手引って感じで地下から城に入っていくシチュエーションが良い!燃える!
難易度的には、個人的にサイファルートの幽霊船と城の半魚人&カラス&滝のコンボがトラウマレベルで死にまくったので思い出深いですね(白目) 特にサイファ仲間で幽霊船ルートはもう行きたくない…シーソー仕掛けのところ詰んだかと思ったわ……グラントさんじゃないと普通に届かないじゃねえか!!ちょっとここはどうかと思うよ!?
それでも全体的には理不尽に感じるステージ構成は全くしておらず、プレイヤーの上達を誘う良い感じの高難易度構成で、作った人のセンスがとてもズバ抜けているのを随所で感じましたね。悪魔城伝説の後にSFC悪魔城ドラキュラも遊んでみましたが、比べるとそこが雲泥の差でしたよ。悪魔城伝説のさじ加減は素晴らしい!ディレクターを務めた赤松氏のファンになりましたね!!彼の悪魔城ドラキュラ作品をもっと遊びたかったです…初代とⅡと伝説を作った後は行方不明とか残念すぎる……
しかし時を越えてBloodstainedCotMというフォロワー作品が登場!本当にインティクリエイツとバッカーの人たちには頭が上がらない!かなり悪魔城伝説をリスペクトしていたんだなあ!とわかって、そういう面でも楽しめましたね。見覚えのある構成が結構ありました。
前々からCotMの2面は2面にあるまじき難易度だなと思っていたのですが、悪魔城伝説だと後半の構成してるじゃねーか!!どうりでな!!と改めて納得しました。まあそれでもBloodstainedのほうが優しいのですが……CotMで苦労したと言えば斬月ソロでの図書館ステージですね。妖精とベルトコンベアのコンボに何度死んだことか。ジーベルくんがめっちゃ恋しい残月おじさんで斬ジベ萌えに目覚めそうだった。
敵もなんか色々と似てるのが多かったですね。鳥がぴょんぴょん飛び跳ねる敵を落としていくのは、どちらもかなりいやらしくて苦手です。悪魔城伝説は特に上から奇襲してくる敵がわりと多いのに対空武器が少ないので、本当にサブウェポンは斧が手放せなかったです。攻撃力がもう少しあったらアルカードさんが輝くはずだったんだろうなあ……隅々まで作り込まれたゲームなだけに本当に彼だけは謎に感じる調整ですね。ジーベルは上手いこと改善したキャラだと改めて思いました、足元をネズミに齧られている愛嬌も含めて。
ラスボスのドラキュラはまさかの三連戦で、おおー!!と盛り上がりました。曲もかっこいい!!
斧が手放せなかったラルフも、最後はやはりドラキュラ特攻の十字架に頼るのであった。しかし本当に絵面が笑えますよね!物理攻撃にするなwwと初めて見たとき爆笑しました。よく回るね~アニキ~~と漫画版遊戯王GXのフライングデュエルディスクネタが何度も脳内に過って仕方なかった。あれのせいかぁ!と子孫のリヒター辺りが後に困ってそうだ。
第一形態が終わると首チョンパ的演出入って、えっ?と思ってるうちに、あの第二形態……アルカードさん泣いていいんやで?と思いました。ルパン三世のマモーといいスタフォのアンドルフおじさんといい、脳みそパカーンはあの時代のトレンドですね。第二形態はなんとなく仲間キャラで倒すのが私のトレンドであった。そして第三形態は弱いと見せかけて穴がラスボスだった。何故かピンポイントに吸い込まれるんだよなあ(二敗)
そんな感じでクリアすると、サイファとはラブラブ夫婦エンド、アルカードとは静かな渋いエンド、グラントとは俺たちずっ友だよ!エンドになるわけですが、どれも良いエピローグでしたね。
悪魔城伝説は設定が神なので、どの仲間とも胸熱な関係になるところが良いですよね。そしてそんな4人を全員揃えて旅したかったなあ!という当時のプレイヤーの思いを、BloodstainedCotMは形を変えて叶えてくれたのですね。
そんな感じで悪魔城伝説が神ゲーだからBloodstainedCotMもそら当然神ゲーになるだろと納得しましたね。
コナミとインティクリエイツが組んで、悪魔城伝説スタイルの悪魔城ドラキュラをまた作ってくれませんかね~!最近のコナミは本当にゲームに前向きな姿勢なので頑張れよ~と私は応援しています。
なお未だに「コナミ社長はゲーム嫌いだからクソ」とかデマ言うヤツはしばいて叩き出すので悪しからず!最近の人は昔どんだけオタク趣味が迫害されてきたか知らんのかもしれんが、そんな時代の苦労を語っただけの社長を単なるゲーム嫌いのレッテル貼りするほうが恥を知れ!!と私は思っているので、未だにこの件でブチブチ言ってる情弱コナミアンチには藤崎詩織対応ですね。
むしろ505GAMESのほうが個人的には今一番印象悪いですよ。ローグライクモードだけじゃなく3人目のプレイアブルも多分頓挫するだろうと思ってますね!インティクリエイツと手を切ったIGAほんとバカな選択をしたなと思っています。正直インティクリエイツが製作したCotMのほうが色々な面で出来が良いと感じているので、インティクリエイツがRotNも最後まで作ってくれたら良かったのになあと本当に思っています。505GAMESがあまりにもお断りすぎるクソデベロッパーでマジでいいことないですよね、Bloodstainedシリーズ。本当にバッカーの皆さんに同情します。せめていい加減はよ空即是色しろ!!
そんなわけなので最近は悪魔城ドラキュラコレクションの収録作品を遊んで楽しんでいる日々です。SFC悪魔城ドラキュラ、ドラキュラくんはもうクリアしたので、今はヴァンパイアキラーを進めています!初代は最後に取っておきます!Ⅱはやるかどうか迷うぜ!
そうそう、この悪魔城ドラキュラコレクションはM2という会社が移植しているのですが、最近あのコンパイル社員が数人在籍していることに気づきました。
地縛霊と化したコンパイルファンなので、当時のスタッフに形を変えながらも支援できたことが、なんとなく嬉しいです。良い仕事してくれるM2をこれからも応援したいです。
アニメ版への今後の姿勢について
ネトフリ版悪魔城ドラキュラシーズン3が放送開始されましたが、私はだいぶ見る気がありません。
シーズン2の終わり方にウーン???と思いながらも、グラントやデス様が出るならまだ挽回可能かと一応期待していたのですが、シーズン3のキービジュアルを見て肩を落としました。
この期に及んでグラントを登場させない……正気か?もしやエアプか???
個人的に色々と不審感を持っていたので調べたところ、本当にスタッフがエアプだったインタビューを発見したので真顔になりましたね!
そんなシナリオライターの自白を引用しときますね。アメリカ語だよ♡
“I have never played any of the games, never even looked at them. I wrote this entire show using Wikipedia and fanpages so I wasn’t really aware of any of that. When I was originally contacted, some 10 years ago, Kevin Kolde, our Executive Producer, pointed me at a specific part of the game’s sequence that he thought would make a good film (Note: This is the game Castlevania III: Dracula’s Curse). In absence of a better idea I dug in there and started pulling things out and pulling stuff out from other games and making some stuff up to fill it out.
https://www.bleedingcool.com/2020/01/06/castlevania-powerhouse-animation-teasing-season-3-dropping-soon/
It’s hard to think in terms of a mythos or canon when you’re talking about 8-bit sprites jumping around under one sentence. It’s not like there’s a lot of textual material there to dig at. I did what I could. I mostly went to the things it put me in mind of rather than the thing itself. Once I did enough reading I realized how similar it was to the Hammer Horror movies that I grew up with. Many of which were set in Eastern Europe and many of which featured vampires. At some point I realized I was just doing my own Hammer Horror film."
特に重要な最初の部分を抜粋和訳をすると、
「オレは現在進行形でゲームをプレイしたことも見たこともない。ウィキペディアとファンサイトの情報を使ってシリーズ脚本を書いた、だからゲーム自体は何も全く把握してなかったね」
エアプ殺すべし!!慈悲はない!!ハイクを詠め!!
イヤーッ!!爆発四散!!!!!(エアプ二次創作スレイヤー)
というわけで、ゲームファン的にはアニメを肯定的に見れなくなったのでした。
面白ければエアプでもいいじゃないのと言う心の広い方は別にそのまま応援すればいいと思ってますが、私はエアプ絶許主義で心が狭い人間なのでシーズン2でお別れしたい所存です。それにやっぱりグラントもいる原作ゲームのほうが好きなのでね!!
個人的に悪魔城伝説の設定が一番よくできていると感じていた人間にとっては、中途半端に月下要素やオリジナル要素ぶちこまれて台無しになっている部分を元々残念に感じていましたし、その土台が完全に消え失せるうえに脚本家本来の力量が見えるカーミラ組の体たらく。シーズン3への期待値はあまりなかったのですが、エアプ二次創作ならもう別に無理して見る必要ないな!傷が浅いうちに撤退するぞ!!と心置きなく掌返しすることしました。それに、このインタビュー読む限り、このシナリオライター……個人的に最高に嫌いなタイプのクリエイターや!!と確信しました。よってアニメ版の今後に希望が持てません。
ネトフリはダークシーズン3かグレン・キーンのアニメが来たらまた課金する予定ではいるので、リチャミファンとしてはいつか一応シーズン3見るかもしれませんが、もう感想とかアニメ版の二次創作は描く気ないです。掌返しでスミマセンでした。
でもゲーム版悪魔城伝説は本当に大好きなので、ゲーム版の二次創作はぼちぼち続けようかと思います!
そのさい、公式でも色々と安定していないキャラデザをどう描くべきかと悩み、中途半端に混ぜるくらいなら全員自己流にリデザインしたキャラデザにしたほうが別物感あって返っていいのでは?と考え、しかしそれはそれで面の皮厚い選択では?と結構悩みに悩んでいたのですが……
エアプ野郎より面の皮厚いってこたぁないだろ!!
謎の自信がついたので、こうして強行してみた次第です。サンキューアニメスタッフ!
しかし公式デザインじゃなきゃ許せねえ!!という方は、今のうちに私とお別れしたほうがいいと思います。大丈夫、あなたは正しい。達者で!
我が家のキャラデザ集
ラルフ
顔のモデルは、もちろん推しのリチャード・アーミティッジ!
ネトフリ版トレバーの中の人だからね!それにBBCロビンフッドのリチャミはマジでリアルベルモンドですよ!正直そのままガイのスクショ貼り付けたいくらいだった。わしの描くリチャミいつも似てない問題。
基本的に開発資料集とドット絵のカラーとシルエットを崩さないように!という方針でリデザインしています。スマブラのシモンを参考にしつつ、ベン・ハーとか中つ国とかその辺りのテイストを取り入れて仕上げました。十字架のデザインは、ワラキアの史実を顧みれば本当は正教会型にすべきなんでしょうが、ゲームでも開発資料集でもスタンダードなクロスで描かれているので、まあ気にしないことにしました。描くの面倒くさいし(オイ)
一応OPのマントつけてるけど、普段はマントつけてないバージョンで描く予定。
ネトフリ版トレバーはスラング使いまくりで神なんぞクソ喰らえ!の悪ガキでしたが、原作のラルフは信仰心を捨てずに耐え忍んで生きてきた渋い大人ってイメージですね。最初の祈るシーンがカッコよすぎる。きっととても頼りがいのあるリーダーだったんだろうなと妄想しながらプレイしてました。でももしかして四人の中で一番若い可能性がなくもない?
私のラルフはよく瀕死になっていたので、お肉で目の色を変える食いしん坊イメージになりました。サイファちゃんはきっと彼の胃袋を掴んで結婚したに違いない。というか、やっと壁から肉ネタを把握しましたよね。悪魔城伝説プレイするまで全然わかりませんでした、このありがたみが。
そして生まれてくる子供にクリストファーという名をつけるのがいい。間違いなく敬虔なキリスト教徒だと思うのであった。しかし十字架の使い方があまりにもアウトローすぎて何度見ても笑えるのであった。
グラント
顔のモデルは、三大怪奇俳優のひとりヴィンセント・プライス。
ドラキュラがクリストファー・リー顔ならば、シモンはピーター・カッシング顔、残る1人を入れるならここだ!と思いました。実際スマブラのシモンはそんな感じの顔してますよね。コレクションに収録してあった開発資料集を渡したのでしょうかコナミ。なんといってもピーター・ダンテである。ついでに暴露すると私はBloodstainedのアルフレッドじいちゃんも思いっきしクリストファー・リー顔に描いているし杖もサルマン様のを持たせているのだが気づいてくれましたか?
話が逸れましたが、時計塔にいるグラントって要はノートルダムの鐘のせむし男なのかと思ったので、単なる猫背ではなくせむし寄りに一応描いています。
服装はターバン巻いているので何となくオスマン帝国寄りにしたのですが、元ネタである実際のダン・ダネスティはハンガリーの支援を受けたワラキアの貴族、つまりキリスト教圏の人だったみたいですね。あとコンスタンティノープルの戦いにいたジョン・グラントという人物はビザンツ帝国側のイギリス人らしい。まあでもせっかくターバン巻いているのだから!と。結局ファンタジーなんだからこまけえこと気にすんなよ!それにグラントっておそらくケーリー・グラントのグラントな気もしますねえ!今の映画ファン的にはグラントって言うとヒュー・グラントが思い浮かびますが。
ネトフリ版では存在を抹消されていて誠に遺憾の意である。彼にお世話にならないプレイヤーなどいないというのに……と思っていたら、本当にエアプだったんだから納得だわな!こんな神ゲーをプレイしないとか貧しいヤツめ!
さておき、彼は家族の仇のためにラルフに同行してくれるが、他の仲間ができるとお邪魔虫は去るぜ!と空気を読んで気持ちよく去っていくナイスガイである。サイファはまだわかるが、男のアルカードと二人きりにされると、まだ「ドラキュラの息子なんて信用できるか!」とキレられたほうがノンケにはマシというものである。
ダン・ダネスティが元ネタなら実は元貴族の可能性もあり、アルカードとは色々な意味で仲良くなれなさそうだが、彼の父がドラキュラになった時点でワラキア公になれるはずもないので、返って柵なく彼らも仲間をやれていると思うと、悪魔城伝説の設定を考えた人は勉強熱心でセンスある人だったんだなあ!ととても感心します。
そして私の中でのグラントはラルフのことをサムワイズ・ギャムジーよろしく「ラルフの旦那!」と呼んでいる。どこまでも中つ国ネタを仕込まないと気がすまない病にかかっているのだった。
サイファ
顔のモデルは、ドラキュラZEROでヒロインを演じていたサラ・ガドン。
しかし私の画力がヘッポコなせいで大して似ていません!
髪型は私の趣味でセラムンのみちるさんとウテナの香苗さんを参考にしているので、四人の中では一番二次元的なデザインになりました。ネトフリ版が短髪の男装デザインでしたが、ゲーム版では最後に長髪を披露していたことだし女性であることを否定しないデザインにしました。それに多分ラルフと仲間になる前のサイファの計画では、自身が女性であることも利用してドラキュラに奇襲する予定だったのでは?と私は思うので。
服装は普通にシスター衣装。杖は中つ国スタイル、お師匠様はきっと灰色のあの人である。杖の使用が物理攻撃オンリーだもんなあ、地味に笑う。
とにかくボスキラーだったサイファちゃんを初周に選んで本当に大正解だったと思っている。
ラルフといつ恋愛関係になったのだろう?と誰もが考えることですが、私の中のラルフは早い段階から女だと気づいていた人なので、道中こっそりキスくらいはしていただろう!と妄想している。
口調は女性らしく丁寧で、誰にでも様付けしている感じのイメージ。
そして彼女は東方正教会のシスターという設定ですが、教会の後ろ盾であったビザンツ帝国が滅亡したばかりの歴史的背景を考慮すると、だいぶ苦労した幼少期を送ってそうだなと思いました。調べるとジャンヌ・ダルクを始めとする魔女狩りもまだまだあった時代でもあったので、悪魔城伝説はそこらへんの設定も凝ってるんだなと感心しました。ドラキュラの元ネタであるヴラドもオスマン帝国に苦しんだ領主だったみたいですしね。最近ヴラド・ドラクラを読んで何となく学んでいますが、オスマン帝国も元々好きなので、色々興味深く読めて面白い漫画です。よかったら読んでね(ダイマ)
アルカード
顔のモデルは、舞台版ドラキュラを演じたジェレミー・ブレット。
白黒写真でしか残っていないのだが、ジェレミーのドラキュラ最高だから検索して見てくれよな!!
もちろんジェレミー・ブレットと言えばシャーロック・ホームズでもあるので、アルカードさんの服装にも当然ホームズ要素をぶちこんでいる。それにサブウェポンはずっと時計を持たせていましたからね。元々ドラキュラとホームズは親戚みたいなもんってシャーロキアンの間では散々言われとるのです。そうだ、私がシャーロキアンだ。最近サボり気味だけど、ドラキュラ研究もホームズ研究の一つと思えば一石二鳥よ!
ドットだと一番背が高かったので、一応一番背が高いはずだが、このキャラ表だと微々たるものである。失敗した。本当はラルフと頭一個分の差があるのが理想。それかホームズとワトソンの身長差だ!!(自重しないシャーロキアン)
後に金髪イケメンのナチュラルボーン吸血鬼へとメタ的に魔改造されるアルカードさんだが、私は元々人間だった悪魔城伝説の設定のほうが好み。
没落していたベルモンド家がドラキュラを倒して再び栄光を取り戻したこれからに対し、今まで貴族として暮らしてきたアルカードはドラキュラと共に歴史の闇へと姿を隠し消えていく……そんな二人の明暗わかれる対比が映えるエンディングがとても印象的だった。それがわかっているラルフが何も言わず静かにアルカードの隣に佇んでいるのが最高に渋い。ベルモンド家とドラキュラ一族の表裏一体ぶりが好きですね。
しかし元々人間だった貴族のボンボンにいきなり強くなれったって無理だと思うの。現実は非情である。エンディング後に武器マスターであるラルフに散々扱かれた結果が月下アルカードと思うと胸熱かもしれない。そういえばヴァンパイア・キラーでアルカードスピアなる武器が出てきたが、たしかに、串刺し公の息子として一番相応しい武器は槍に違いないと思いました。槍はいいぞ!!(好きなキャラに槍使いが多い)(FF4カインとかロマサガナイトハルト殿下とか)
ともあれ間違いなくアルカードさんにとってラルフは特別な人であることに違いないが、悪魔城伝説では普通にYU-JYO派なので、見えるけど見えないもの!My dearベルモンド!どんなに仲良くなっても苗字呼びを貫いたホームズとワトソンが好きなので、ラルフとアルカードもそんな感じであってほしいなと思いました(自重を知らぬシャーロキアン)
オマケ:ホームズとドラキュラ
ここまでゴリ押ししたからには一応注釈もつけるべきかと思ったのでついでに書きますと、
ホームズとドラキュラ、結構浅からぬ縁があるキャラクターなのです。
なぜならシャーロック・ホームズの作者コナン・ドイルは、吸血鬼ドラキュラの作者ブラム・ストーカーと親交があったからです。
コナン・ドイルはドラキュラを評価していたようで、ホームズシリーズで「サセックスの吸血鬼」という短編を書いてもいます。本物の吸血鬼が出てくるわけではありませんが、間違いなくブラム・ストーカーの影響を受けて書いたに違いありません。
また、ホームズとドラキュラは結構容姿も似通ったところがあるので、ホームズ俳優はドラキュラ俳優も兼ねていることが多いのです。クリストファー・リーとジェレミー・ブレットがそうですし、ヴァン・ヘルシング役のピーター・カッシングもホームズ俳優としてかなりの知名度があります。
よってホームズ二次創作であるパスティーシュにはドラキュラネタがかなりあるんだなコレが!
ドラキュラ伯爵はイギリスに渡航しようと目論んでいたキャラですので、両者を容易に絡ませやすい舞台設定があったのも大きいですね。またピーター・カッシングのホームズで育った世代が多く書いていたと思えば、相方とも言えるクリストファー・リーのドラキュラを絡ませたくなるのはファンとして自然な欲求だったのでは?と思います。私も今はそうだからです。
しかし個人的には、ホームズとドラキュラを直接絡ませても水と油でしかなかったので正直苦手でしたね。どこまでも現実的なホームズに対し、オカルトでファンタジーめいてさえいるドラキュラ。相性が悪いにも程がある。当たり作品にあった試しがない。なので、昔の私はドラキュラネタが出てくるたびに辟易してました。
ところが、そんな私が最近まさかの悪魔城ドラキュラにハマっているわけですよ!
自分のことながら、かなり驚いてますね。おかげでドラキュラに対する苦手意識が結構なくなりました。まあ私は流血描写を見るのが苦手なので、完全に慣れることはないと思いますが…だから医療物もあんまり見れないんだよなあ……水戸黄門最高~~!!
まあそれはさておき、それでも一番好きなのは悪魔城伝説なので、史実のヴラド公の人生に興味を持ったことが一番大きかったかもしれません。そのような歴史的背景も把握しながら悪魔城伝説の設定を改めて咀嚼すると、かなり奥深い!ますます悪魔城伝説が好きになりました。元々オスマン帝国好きなので、あのコンスタンティノープルの戦いを制したメフメト二世の時代の話だと聞くと、それだけで無性にワクワクします!悪魔城にはオスマン帝国キャラとかおらへんの???と思います。
まあそんな感じでアニメ版のことはしばらく忘れて、ゲーム版悪魔城伝説のイラストを描いていきたいなと思っているこの頃です。