PJのLotRが帰ってくる!ローハンの戦い映画

トールキン中つ国,指輪物語,ロードオブザリング

 アマプラLotRシーズン2の公開がもうすぐですが、
 そんなもんより日本で製作されているローハンのアニメ映画の予告トレイラーが来ましたよ!!
 アライズ!!Arise Riders of Théoden!!

 めっちゃええやん!!!!!!これだよこの世界観が見たかったんだよ!!!!!!!!!
 あの作中一かっこいいかもしれない懐かしのローハンのテーマを聞いた瞬間に震えたね!!ローハンの映画なのでお馬さんもガンガン出てきて馬好きにはマジで最高の映画の予感!!!
 しかも安心のPJプロデュースによる脚本フィリッパ・ボウエンの名前も確認!!!!!!

 いやー正直トールキンオタク的にもアニオタ的にもこっちのほうがマジで楽しみですね。
 アマプラに追い出されてるからPJがフリーになっていて、こっちの日本アニメ映画に全力監修してくれてると思うと、あのリアルサウロンどもには感謝してもいいくらいですね。もうそっちはそっちで勝手にモルゴス陣営みたいな出来損ないのお遊戯会やってろと私は思ってるんで、地元的にもこちらのローハン映画のほうを全力で応援していきたいです。
 だからこのブログにアマプラLotRシーズン2の感想記事があがるなんて期待は滅びの山に捨てろ、わかったね?いとしいしと???

 さて指輪物語及びロードオブザリングでのローハンといえば、まっさきに思い出すのが角笛城!
 あのヘルム峡での戦いでしょう!サルマン軍が爆弾しかけたり、レゴラスとギムリが討伐数を競い合ったり、最後にエオメルがガンダルフと共にセオデンを助けに来る!!ライトファンも思い出しましたか???かっこよかったですね!!!
 その砦の名前の由来となったヘルム王の話を、この映画はアニメ化したってことになります。
 でも主人公は娘のヘラなのかな?そこまでローハンオタってわけでもないのでこの辺の話は私も詳しくあんまり知らないので楽しみにしています。
 それに私は何度も言っているがローハンなら初代王エオル✕ゴンドール執政キリオン派だから…。この縁がセオデンのミナス・ティリス参戦に繋がるのが胸熱なんよな。

 しかし予告を見る限り、すでにかなり原作というかHistory of MiddleEarth(設定集)をもとに忠実に物語を書き起こしてそうな雰囲気でテンションはあがっています。
 特に海外予告版だとフレカが殴り殺されていて、なんも知らん人はカットシーンがあると疑いたくなるかもしれんが、原作だとそれがマジでそのまま一発KOな話なので、ヒュー!!さすが原作再現に気を配れる日本アニメ業界だぜえ!!と盛り上がるところっすわ。北欧神話民話は脳筋が多いから当然中つ国も脳筋が多いんじゃ。
 日本アニメスタイルのおかげで普通に褐色なウルフたちが見れるのもポイント高いですね。実写化だったらポリコレで黒人キャスティングされるところだったと思うんですが、正直差別でも何でもなくそうじゃねえんだよなあ!!ってとこだったので、褐色キャラにこだわりが異様にある日本アニメ製作されて本当に一番恩恵うけてるところだと思いますよ。ナディアや安室透を生み出してる国やぞ、舐めんな世界!!
 しかも日本語版だとウルフの声が私の大好きな海馬社長ことツダケンなので、この映画まじでどっちで見ようか迷います。まあ日本アニメ映画なのに英語吹き替え版を公開する劇場がいくつかあるのかって話ですが…(選択肢の少ない田舎住み)
 また日本語版トレーラーのほうではサルマン様の御姿があります。残念ながらクリストファー・リーは亡くなられていて、あの魅惑のボイスで聞けるなら英語一択でしたね。本当に残念です。後任、気になります。

 またローハンといえば馬!馬!馬!なので、お馬さん好きとしても期待しています。
 しかしアニメでの馬作画はかなり鬼門とされていて、プロの手描きアニメーターもできれば描きたくないらしいので、この映画も3Dアニメに頼らざるをえないでしょう。まあそれはしょうがないと思って覚悟してたんですが、予告見た限りでは思ったより人馬の作画モーションかなりいいほうで安心しましたね。むしろ手描きと3Dが混ざっている『進撃の巨人』のスタイルが一番いいのになあと思っていたので、本当にそのスタイルできてるっぽい感じでめちゃくちゃ喜びました!!全部3Dなんだとしても見分けがつかないほど遜色なくかなりがんばってんじゃんと!!
 監督は神山健治という方で、『攻殻機動隊』で有名な方ですね。私は見たことないのですが、あのプロダクションI.G出身の方なのでクオリティに心配なさそう。予算さえ与えれば最高のものを出してくれるでしょう。
 ちなみにさっき褒めてた『進撃の巨人』はプロダクションI.Gから暖簾分けしたWIT STUDIO製なのだが、見る!?最高の長距離索敵陣形!?見て!?!?!?私は最近『進撃の巨人』が馬アニメとしても最高だと気づいて完走したばかりで今さらめっちゃハマってるんですよね!!!!!

 アニメというだけでローハン映画を見るのに抵抗がある人は、それこそアニメ『進撃の巨人』でも見て考えを改めるのをオススメする。このアニメですらもう10年前の代物なのだけど、その時点で日本アニメはもうここまれやれるのだという証でもあるだろう。話も大人向けのテーマなので、映画ドラマ好きも素直に話にのめりこめると思う。
 少なくともゲームオブスローンズで壁とホワイトウォーカーを宙ぶらりんにされて傷ついた私の心は、『進撃の巨人』がかなり癒やしてくれたよ。

 むしろ言わせてもらっていいか?
 アニメという媒体であるからこそ、これほどキャラたちが素直に美男美女で構成された本来のトールキン世界観を表現できる抜け道になれているのだと思いません?
 しかもポリコレくそくらえという態度を一番取りやすい環境が、そう、我らのいる日本である。
 つまり、古き良きトールキンの中つ国世界をポリコレ制約もなくそのまま表現できるメディアは、このアニメ映画という形をおいて他にないのではないでしょうか。
 作る側にとって、アニメは実写化よりもまだ表現に対してずっと自由でいられる世界なのだと思います。
 だからこそ私達日本人は、他の国よりずっと多くの多種多様な物語を楽しむことができる幸福な環境にいると思いますね。少なくとも実写もアニメも嗜んでトルコドラマすら見ているタイプの創作ジャンキー私はそう実感しています。だからぜひアニメだからといって食わず嫌いせずにいてくれたらと私は思います。

 なので、私はこのローハン映画にはアマプラLotRよりよっぽど期待してますし、公開する年末がめちゃくちゃ楽しみです!!

Posted by tiriw

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