Mehmed fetihler sultanı20、21、22話感想

オスマン帝国オスマン帝国,メフメト二世

ロマサガ2リメイクが発売したからブログ更新している暇が無いよ!!!!!!
先帝(サガエメ)の無念を晴らす!!驚くほど好評を得て新規も増やしつつある神リメイクです!!
何人もの皇帝で自分だけの年表を作っていくシステム、歴史好きなら絶対に気に入ると思います。
今までロマサガプレイしたことない人も、ぜひ手にとってみてね!!

しかしロマサガに明け暮れてこれ以上感想書かないでいるとまずいじゃねえか!!ってくらい、このメフメトドラマは何か人がガンガン死んでいる展開!!これからメフメトがいよいよ壁に行くってのに前座でお互い戦力が減ってる展開ビックリするんですけど……
まだ遅くない!!今からでもいいから私の推しであるマフムト・パシャを投入しろ!!と駄々こねてます。

20話感想

 オスマン帝国ではわりとメジャーな暗殺方法、毒入りカフタンが登場してテンションあがりましたね!!
 壮麗帝スレイマンが皇子だった時代、あやうく親父のセリムに贈られた毒入りカフタンで殺されかけたのですが、母のハフサ・アイシェ・スルターナが看破して危機を脱したのでした。
 今回のドラマではクビにされたザガノス・パシャが窮地を救ったということになりましたね。
 カラ・ムスタファーが大変だぁ!!と急いで伝えようとしてましたが、結局なんにも役にたってないどころか、貴重なスパイ仲間である神父を失う結果になっててヤバイ。控えめにいって無能な働き者じゃねえか。

 それにしてもハムザ・ベイにきっちりチクられているザガノスにめっちゃ笑っちゃったね。
 まあハムザみたいなコウモリ男を引き入れるからこんなことになるんですけども、それにしてもオマエなんでデメトリオスくんを襲撃したんだ…とますます謎に思いましたね。デメトリオスくんがハリル派なら政争的に邪魔認定になって多少わかるんですけど、かつてデメトリオスくん助けたのはザガノス派のシャーベッテンだったからな…。シャーベッテンがいたら防げた戦略ミスですよね。だから消えたのか???
 しかし勘違いで一家全滅したデメトリオスくんが本当に可哀想なんだ。まさか奥さんまで自殺してしまうとはな…。娘さんと余生を暮らす史実はどうなんねん!?
 「コンスタンティノス兄貴にはもう怒ってない、ただもう関わりたくないだけなんだよね…」という態度していたデメトリオスくんもさすがにこの仕打ちされてはブチ切れてジュスティニアーニと一緒にガラタ駐在イェニチェリを襲撃してましたが、隻手なのに思ったより頑張っていて感動しましたね。ティリオンも盾でガンガン殺していたを思い出しました。というかジュスティニアーニとデメトリオスが夢のタッグすぎる!!
 これでオスマン側からは完全に離れてしまったデメトリオスに、メフメトもザガノスにカンカンに怒ってましたが、無垢な子どもが犠牲になったのか!?とまずそこに怒ってましたね。すぐ横にザガノス以上に単独独断行動している人がいるってのにパシャの資格すぐに取り上げちゃうもんだから、もうそこが倫理観的にぜってー許せねえから一発アウト認定したのかもしれませんね(まあアフメト皇子が死んだのもハリルのせいっちゃハリルのせいなんだけどな!)

 というわけでザガノスに代わって、ここぞとばかりに仲良しアピールするハリル・パシャが可愛かったよ。
 このスタッフ、絶対メフハリ推してる!!横に並んでおしゃべり乗馬シーンかわいいわ!!
 バルトオールへの恩赦、今回のハーイン枠であるサンジャク・ベイのイスマイールの背景話、ムラトの過去話とか色々喋っていましたが、山越えの長旅だったのか疲れて無口になってきたハリルを二度見してからかっているメフメトが可愛かった。いえいえそんなことはありませんよサンジャク・ベイとの集会をなぜ開くのか気になっていたのですと答えてたけど、おじいちゃんだから無理するなマジで。まあ中の人はインスタグラムでガションがションと筋トレムービーめっちゃあげてるけども。お元気すぎる。
 まあいきなり地方のベイたちを無理やり連れてきてコンスタンティノープルで戦えというと、士気団結に支障が出るので、前もって意志統率を図るために今回の集会を開いたみたいですね。「説き伏せるにはサンジャクベイもなかなか弁が立ちますよ」と言うハリルに「なにこちらにはあのチャンダルル・ハリル・パシャがいるのだ」と答えるメフメト、めちゃくちゃデレてる……!!なんだこのメフハリの蜜月回は!!
 まあでもハリルはコンスタンティノープルの包囲に心の底では反対派なのですが、リゾの件があってからは表立って反対はしなくなっちゃいましたね。集会でもイスマイールの弁論には反対派でしたし。早くあのノタラスと出会って含み腹芸してほしいのだがな…。
 それにしても集会から、なんかメフメトのトルコ帽にアクセサリーがジャラジャラ飾るようになってて、そこにティアラするのか…その発想はなかったわ…と無駄に感心しました。オスマン帝国外伝だといつもワンポイントブローチしてたし、実際のスルタンのターバン飾りも見たことあるけど普通にターバン全体にアクセサリーを巻いてる感じだったから、トルコ帽にピンポイントなスタイルは初めて見て印象に残ったって話でした。

 そして前回から気になるハレムパートはというと!
 話自体はメフメトがバヤジットが昏倒した事態を知ってギュルバハルとギュルシャーに当たり散らすところからスタートしましたが、ギュルバハルはとばっちりじゃないのか!?だってメフメトと一緒に夜を過ごしてたわけだから、その間も面倒見てなかったんかいと詰め寄られるのはあまりにも理不尽すぎるように感じる。息子が不幸な目にあって泣きたいのはギュルバハルちゃんだって同じだわよ。まあ確かに、皇子たちがいつも結構誰も大人が見てない…状態になってるのは気になっていたので管理不届きなのかもしれませんが。
 ギュルシャーはわざとじゃないにしろ原因ではあるので、まあね…。しかし身内に被害を出す描写が続くせいか、さすがあのムスタファ皇子の母だな…と思ってしまう私であった。今回に関しては赤子でしかないムスタファ皇子は何も悪くないですけどもね!!
 というわけでハレムの管理はマラ様が担当することになりました。
 その後もバヤジットと引き離されてしまったギュルバハルちゃんが息子に会わせろと宦官レイハンに抗議しますが、マラ様との会話があまりにもオスマンの闇を話していて切なくなりましたね…

「スルタンの怒りは一時的なものよ、不機嫌なときが去れば古い命令も効力を失う」
「でもマラ・ハトゥン、バヤジットは私の息子でもあるのです。心配するのは当然でしょう?」
「あなたは自分が置かれている立場を忘れているようね。ここはオスマン帝国の宮殿、スルタンの領域、多くの皇子がここで産まれてきたが、母親の名前は誰も覚えていない。なぜか?スルタンのほかに誰も影を持たなかったからよ」
「そんな影をもたない連中と同じように誰がなりたいと思うでしょうか?」
「もしあなたが私の影を作る太陽に宣戦布告するなら、あなたの灰しか残りませんよ」

 もうほんとに…これですよね……。オスマンハレムの闇。
 奴隷として本来の名前を奪われて実体がなかったことにされるんですよね、ハレムの女性たちは。そこではいい暮らしをさせてもらえるけれど、ハレムを円満に出たとしてもまた名前が変わるんですよね。今度はイスラム教徒の名前としてね。アイデンティティの拠り所というものが一生ない人生になるんじゃないでしょうか。
 日本でも選択的夫婦別氏制度の自由が叫ばれていますが、私も女性としては断然賛成の立場です。改姓の手続き面倒すぎ!!もそうですが、歴史的な観点から見ても女性の生い立ちを追うときに名前を変えることによって容易く道が断絶してしまう。そういう長い目でも改姓を強要するってデメリットが発生しているんですよね。

 一方でギュルシャーちゃんも息子に会わせろという抗議してましたが、これはあまりにも「オスマン帝国外伝」で見たと言うか、メルイェムヒュッレムの暴れぶりの圧勝ですね。今でも思い出せる、息子と引き離されて廊下で泣き崩れていたヒュッレムの顔…。
 メフメトに「母親が側にいない辛さは誰よりも知っていらっしゃるはずです!」と言っていましたが、まあそれはそうなんだけども機嫌が悪い人の悲しい過去を抉る戦法は今使っちゃまずくねえか!?

 恋愛模様は雨模様なオスマンに対し、ビザンツサイドというかジュスティニアーニが完全にモテ期到来してて笑いました。結局こっちのジュスティニアーニもロマンス枠なんかい!!しかし女性人気を狙ったネトフリに対し、こっちはオジサマ視聴者の投影先なんすねという感じですね。
 ノタラスの娘アンナちゃんがジュスティ二アーニにガチ恋すぎて、コンスタンティノス…と少し哀れになりましたね。まああのバッドすぎるアプローチ法ではな。いいんだよ、彼にはオルハンがいるからね(コンオル推し)
 ナディアちゃんは親父の意向でジュスティニアーニにアプローチ足止めしてる感じで、打算強い商人の娘って感じでいいですね。それにしても背が高いお嬢さんですよね!!モデル出身なのかな!?
 あと悪いノタラスが様になっている。新しい俳優さんに変わって良かったかもと今回で思いましたね。 

 

21話感想

 いきなりハーインたちの処刑シーンから派手におっ始まる21話。
 その後ハリルがザガノスのところに赴いて「うまくやったもんだ。毒入りカフタンを泳がせて、スルタンの目にとまる一番効果的なタイミングを狙って返り咲こうとした。次は上手くいくかわからんがね」と茶々入れに行きましたが、「何を仰るやら。皆が皆、あなたのように汚い策略を張り巡らせていると思いですか?」と返すザガノスがいいですねえ。
 そしてあっさりザガノスを許して戻ってこい言うメフメトにハリルは釈然としない顔してましたが、あんただけはしちゃいけねえと思うなあ!!同じように何回メフメトに許されてると思てんねん!!あんたが許されてザガノスが許されない理由がないわよ!!

 そしてエディルネに帰った後もお通夜報告会が待ち受けるのであった。
 金角湾に赴いたバルトオールとウルバンさんたちは降ろされた鎖に四苦八苦し、「何も結果出さずに帰れるかぁあああ!!陛下に顔向けできないいいいい!!」と躍起になるも、結局メフメトにその通りに詰め寄られているのであった。まあ「バカモーン!!こんなところでわしらを無駄死にさせる気かああああ!!」と叫ぶウルバンさんのほうが正論で正しい判断してると思うんですけど、マジでバルトオールの無能ぶりがやばいですね。いや無能なのは史実でもそうなんで別に構わないんですけど、せめて人望があるという描写は積み重ねていってくれないと、誰も肝心なときに庇ってくれなさそうですよ…大丈夫か…。
 それを理由に「コンスタンティノープル包囲はやめたら?」と言いだすのはもちろんハリルで、メフメトは「ぜってーやめねえ。たゆまぬ努力と忍耐を続ければ必ずコンスタンティノープルは落ちる」と粛々と説き伏せにかかりますが「その忍耐で街が征服されるというならば、なぜ我らはその間に何人も犠牲にせねばならぬのですか?殉教は厭わないですが間違った策に同志が殉教していくのは耐えられませぬ。ザガノス・パシャはどう責任を取るおつもりで?」と冷静に問いかけるクルチュ・アー。
 クルチュ・アーは改心前も改心後もブレなくていいですね。最初にメフメトに反旗を翻したのも仲間のイェニチェリが無駄に死んでいったのを怒っていたからですし、今回もザガノスの独自の計略でデメトリオスくんの恨みを買ってしまったからガラタに派遣された仲間が無駄に死んでしまったと憤っている。基本的に仲間思いの男なんですよねえ…。イェニチェリは外国から本来の家族から引き離されてオスマンで育ってきた男集団ですから、もはやもうひとつの家族といって差し支えない絆が互いにあるはず。
 それに対し「イェニチェリだけじゃない。アクンジュも、そうアクンジュもいた。スィパーヒーもだ。皆イスラムのために血を流して殉教したのだ。お悔やみ申し上げる。だが彼らも責任と役目を果たす前に殉教していったのだ」と苦し紛れに答えたザガノスに「言い訳はそれだけかパシャぁ!!」と怒りかけたクルチュ・アーでしたが、メフメトに「殉教していったイェニチェリのための盛大な葬式式典やるから簡便してくれ」と言われてとりあえず引っ込んだのであった。まあそうなんですよね、メンツに然るべき対応してくれればいいんですよね。クルチュ・アーは特にそういう男だ。やっぱ輩が何より大事にするのはメンツなんね。

 それにしても仲間たちの死体が届けられたシーンに流れていたBGM、「オスマン帝国外伝」のムスタファ処刑シーンでめちゃ聞いたあのZahid Bizi Ta’n Eylemじゃないですか!?

 まさかの再会に驚いてしまった。歌詞もメロディーも一緒でしたから、昔からの裏切られた末の殉教ソングとして定番なんですかね?このドラマだともっと寂しい感じのアレンジにされていましたね…。

 そんなわけで一緒にオスマンやってきたロレンツォお父さんでしたが…。
 ぶっちゃけこれから陥落するコンスタンティノープルに連れてこられて可哀想だなと既に同情していたので、それより前に更に悲惨な最期を遂げるとは思いませんでしたね。ここまでの最期を与えられるようなキャラだった!?いや確かに放火は重罪なんだけどもよ!!
 まあクルチュ・アーに始末を任されたのが運の尽きか…。狼と言われるだけあるよね。一回恩情を見せてるから余計に許せなかったか。もちろん大事な大事な大砲を破壊されそうになってるメフメトも同じガルガルやろうになっているのである。ヤバイ。火薬を足で消し炭にしたぞコイツ。
 私としては正直ロレンツォお父さんのことは結構信用しちゃってたんですよね。キリスト教徒からのイスラム教徒への改宗って、まあよくある話なんでね。自分たちを歓迎していないビザンツの人々を見て何か思うことあって、中道の考え方を言っていたものだから、これから両者の間で揺れ動くのかなあと思いました。そんな暇もなく使い捨てられてしまうキャラだったとはな。
 メフメトがそのとき「ファラオに立ち向かうだけでは不十分だ。モーセになる必要がある」と言ってるのは、めっちゃ学あるセリフやーん!!と痺れちゃったな。エジプトのファラオは一神教徒共通の悪口だよね。遊戯王好きの我は解せぬ。

 そしてガラタ組も全員消えたのであった。
 マジで!?ガラタ地区の総督ってコンスタンティノープル戦でも結構重要なポジションじゃない!?個人的にはミノットさんが就くための展開を今やってるのかなと思っていたので、娘を置いてハリルに殺されるという展開に驚きを隠せない。リゾといい、かなりキャラを使い捨ててますね。どういうことだ。
 しかしナディアちゃんは親父以上に強かな娘さんでしたね…。ノタラスの娘のアンナちゃんはガチの恋心でジュスティニアーニを慕ってますが、ナディアちゃんは今まで親父の命令で仕方なく接触をはかっていたので恋心とかなく単純に後ろ盾を得るためにジュスティニアーニに取り入ってる感じなのが面白いすね。
 ジュスティニアーニは同じ裏切り者であるユダヤ人ウェイターも引き立ててましたが、彼に関してはかなり見る目がなく節穴起用でしたね。まあ奴隷上がりが今まで受けていた差別をそのままそっくり返すムーブはよくあることなのかもしれませんが、さくっと今回でカラムスタファーに殺されたのでよかったね。
 カラムスタファーは今回のスパイ合戦で急に覚醒しているのが面白かったですね。オルハンの見る目がなさすぎとも言いますが。
 しかしオルハン、あれだけ大層に出ていったのにトンボ返りしててワロタ。さすがのコンスタンティノスも呆れて「何回オマエを見送ればいいんだ!?」とブチギレそう。あとターバンがメフメトのお下がりなのが気になって仕方なかった。すぐにいつものターバンに被り直してたけども。

 一方、オスマンで盛大に行われた葬式式典。
 例の大釜の中身が派手にトプラクにぶちまけられたので、えっやっぱ不服ってこと!?と思ったのですが、殉教していったイェニチェリたちの血を表現するための演出だったみたいですね…。式典の前にハリルが無駄にイェニチェリ煽ってたこともあったので余計に紛らわしい!!
 そう、その前にイェニチェリの宿舎でハリルとザガノスが懲りずに睨み合っているもんだから、クルチュ・アーがブチギレて「まだやってんのかお前ら。この子どももいずれはお前らの評判のために血を流し命を落とすのだ、ほらくれてやらぁ!!」と、二度と俺たちイェニチェリを政争の道具にするなと説教してるのは良かったですね。かつてハリルの犬であったクルチュ・アーがここまで自立心を持って成長したんだなあと思うと、アクシェムセッデンほんとすごいな。
 メフメトも葬式を粛々と終わらせないで、士気ブチあげスキルを使っててさすがでしたわ。
 これでなんか軍団の「陛下はザガノス寄りなんだよな~~」という不満も誤魔化せたでしょう。しかし相変わらずザガノスがイェニチェリ出身という史実設定が完全に消えているドラマである。ハリルのほうが何か縁があるみたいなんですよね。私の父イブラヒムが~なんて話してましたし。

 やることやった後のエンデルンはいつにもましてパシャたちが大集合して、地図の上を横断していく行列進行はカッコよかったっすね~~。
 そのまま大砲シャーヒンの試し撃ちに出かけていきましたが、あの…それはちょっとよくわからん演出でごまかされてしまいましたね…?なんだあの馬?まるで意味がわからんぞ!!
 正直CGの出来はかなり悪いドラマなんで、コンスタンティノープル戦が若干…いやかなり不安にはなっていますねえ!!ネトフリのCGスタッフを借りてくることはできんの?あいつらは船の山越えから逃げたものの、他は結構頑張って作ってたと思うからさ…。
 まあでもメフメトバヤジット親子の大砲ごっこがあまりにも可愛すぎたので、今回はそれで満足しましょう!ホ~~バァーン!!と一緒に言い合う親子、可愛すぎか!!しかもバヤジットくんの衣装がパパと合わせたお揃い衣装になってるんでてぇてぇ…ひたすらてぇてぇ…しか言えないですよ。
 「私がいないと寂しいか?」と問われて「とっても!」と答えたバヤジットくんに向けるセルカンメフメトの顔もよかったですね。当時の子どもの頃であった自分への慰めをも感じる、そんな表情だったな。
 しかしそんなメフメトでもヒュマが常に一緒にいたはずなんだよね。
 なんか忘れてねえかコイツ!オイ!!とツッコミたい私であった。
 

22話感想

 ここにきて将来有望すぎた若者ハサンくんが死んだとかさすがに私ちょっと耐えられないよ…!!
 兄貴分のサルトゥクくんが必死に駆けつけようとしていましたが、その口にはあまりにも血が溢れていて、さすがに全てが大袈裟なトルコお国柄演出クオリティーと思い込むには絶望的じゃないですか。これだけ怪我を負ったならどのみち出陣シーンにも加われないと思いつつ、ハサンくんと一緒にコンスタンティノープル戦に向かうサルトゥクの姿が見られないなんて……あんまりだ~~!!シーズン1から積み重ねてきた仲良し師弟コンビを今さら俺たちから奪う~~!?俳優さんの都合で仕方なく…という理由でなければ納得できねえ展開!!
 まあまだ生きている可能性がゼロではないので、一縷の望みを次週まで捨てずにいようと思います。

 しかし村人に話しかけたら急にボス戦イベントが発生したかの如きジュスティニアー二戦、RPGだったら負けイベントバトルすぎる。しかも剣じゃなくて棍棒装備だぜ……ガチで殺しにきてるぜコイツ!!史実ガード盾も装備しているクソ敵すぎるから、さすがに同じ史実人物であるバリ・ベイでも危ないところでしたね。
 あわやコンスタンティノープル戦前にアクンジュたちが全滅という事態になりかけましたが、そこへ颯爽と駆けつけてきたクルチュ・アーとイェニチェリ軍団!!めっちゃカッコよかった!!そうだ、僕たちのイェニチェリ軍団は地上では強靭・無敵・最強な歩兵軍団なんだ!!!!!
 毎日イェニチェリは張り手の修行もしてるんだな~~とこのドラマは地味に積み重ね描写を見せつけていたので、ジュスティニアーニを張り手の一撃で追い払ったクルチュ・アーめっちゃ良かった。オスマン帝国外伝ではスルターナの必殺技な印象でしたが、男女共通のオスマン必殺技なのかもな。張り手の一撃。

 八つ裂きにされたお父さんの仇を取れずに逃げるジュスティニアーニを追いかけるオスマンサイドでしたが、当然逃げられてしまうのであった。さすが逃げ足が早い。オルハンとどっちが早いかな。
 そして捜索中のバリ・ベイが代わりに見たものは、なんとあのハムザ・ベイの死体なのであった……。
 うっそやろ、ここで死ぬ!?一応史実人物でヴラド戦もバリ・ベイと活躍した人物なので相当ビックリしました。いやまあ謎のルメリ・ベイレルベイ昇進するわ、それにしてはいつも会議シーンで省かれててその仕事してねえキャラでよくわからん感じの存在感でしたが、本当にルメリ・ベイレルベイの仕事を一切しないまま退場とかマジで意☆味☆不☆明ですね…。ルメリ・ベイレルベイとしてはこれからが本番やろがい!!(コンスタンティノープル戦では大宰相の次に責任あるポジションだよ)
 個人的にはもうあらゆるハムザを統合したキャラで、バルトオール失脚後に海軍任されたハムザも兼任し、最期はヴラドに串刺しされるハムザになるのだろうなと整理しつつあったのですが、やっぱりこのドラマって陥落後はやらん感じのプランなんですかね…。
 まあさておき、そのトドメを刺したのが息子を失ったデメトリオスくんの復讐って展開は良かったですね。
 ぶっちゃけザガノスの単独独断行動やモラ襲撃で息子を失う瞬間のハムザも意☆味☆不☆明なムーブしてるなと思ってたんですが、全てはこの展開に繋げるためだったというのは腑に落ちました。さすがにもうちょい上手くやりようがあったんじゃないの!?とツッコミいれたいですが…。

 しかしデメトリオスくんは結構コンスタンティノープルに居座ってビザンツサイドとして仕事してますけど、史実では陥落時は兄コンスタンティノス見捨てて自領から動かず、後にメフメトの援助を受けつつ奥さんと一人娘と余生を生きる人なんで、娘は果たして出てくるのかとか、いつコンスタンティノープルを脱出するのかとか気になる存在ではあります。
 今回の村人親子の少年がめっちゃ美少年で、息子を失ったばかりのデメトリオスくんが結構気にかけているので、娘の代わりに彼を連れて脱出するのかもしれませんね。個人的にはやっぱり娘さんのほうが見たいですけど、さすがに血のつながった娘を今から登場させるって色々間に合わんからな~~。いや陥落時の騒ぎで孤児を娘として連れて行くデメトリオスくんも尊くていいと思いますが。

 そして兄のコンスタンティノスはなんとローマ教皇と船の上で条約を結んでいるのであった。
 そんなことある!?と二人してめちゃくちゃツッコミ入れましたね。そもそもローマ教皇がヴァチカンから離れること自体が考えにくいというか…。コンスタンティノスのほうは父マヌエルが援助を求めて欧州を回っていたので、まあ国を離れること自体はおかしくないんですが、早速カトリックの枢機卿をアヤソフィアに入れるかあ?とは疑問に思いますね。さすがにそれはオマエ…いつ死んでもおかしくないわ…。
 しかしカトリック援助を邪魔に思ったメフメトの刺客にその回のうちに殺されるとは思いませんでしたね。
 このドラマ、女子があまりにも強すぎる…!!まさかのマリアちゃんことファティマちゃんの正体にビックリしましたよ!!そうかカラ・ムスタファーはデコイでこっちが大本命のスパイだったのかと!!神父さんといいスパイ天国じゃねえかギリシャ正協会!!
 カラ・ムスタファーも最近結構仕事ができだしましたが、案の定ジュスティニアーニとデメトリオスに真っ先に疑われているので、スパイとしてはまだまだポンコツですわ。だからオルハンとの偽主従ぶりがお似合いですけども。
 いやしかしジュスティニアーニがそこをコンスタンティノスに指摘しても「(オルハンは)そんな馬鹿な真似はしないだろう」と即座に返すのが、ガチじゃん…コンオルはガチじゃん…!!とめちゃくちゃ衝撃を受けましたね。コイツらなりにシーズン1から積み重ねてきた確かな友情を一番感じちゃったよ!!正直オルハンがポンコツな事実はコンスタンティノスも私も認めるところだというのに、おそらくこれは裏切らない盟友としては微塵も疑う余地はないって返事なんでしょ!?すげえ、前回の無様すぎる出陣トンボ帰りも帳消しってかもはや突っ込まれてないし、よかったねオルハン!!
 しかしオルハンは八方美人なので「コンスタンティノスは以前とは違う。その血で溺れることにもなるやもしれぬ。そしてカトリックを支援しないということはノタラスを支援することだ。しかしノタラスの影響力は日に日に消えていくだろう。我々の取るべき態度は明白だ。さあ、カトリックの枢機卿にご挨拶にいきなさい」とムスタファーを使いに出しているのであった…。あくまで同盟を結んでいるのはコンスタンティノスであるという前提でも保険はかけておくといった態度なんで、まあギリギリ許されるでしょ!!陥落時も最期まで肩並べてくれるかどうかは微妙になる態度ではありますが、私はコンオル永久不滅を期待してるからな!!

 そしてカラ・ムスタファーのことがハリルにバレたメフメトですが、正直ムスタファーに刺されたハリルの事件ってなかったことにされてなかったんだ!?と逆に驚きましたよね…。もう何事もなかったかのようにピンピンしてるからね、ハリル。
 「なぜカラムスタファーをオルハンと一緒にいさせているのですか?殺さないのですか?」と問い詰められて、バンと音出して威嚇しながら「私の算段がある。おまえは余計なことをするな!!」と激怒するメフメト、めちゃ怖くて最高でしたね。史実のメフメト二世の怒りを突然爆発させる神経質ぶりを見事に再現してて、セルカンさんの演技はめちゃ好きだわ。
 なおも食い下がるハリルに「おまえが殺し方を知っているように、私も殺し方を知っている。関わるな。おまえが涙を流そうが私は気にしない」と宣言するメフメトでしたが、これって逆にハリルのあのウルウル目で傷ついた演技をわりと気にしてるってことですよね…。まあハリルの甥っ子が死んだときの涙は本物だったとは思うのですが。正直視聴者としてはハリルがメフメトに辛酸を嘗めさせてばかりの姿しか見てないので、メフメトが彼にかなり甘い対応してて気にかけている理由がよくわからんのですが、きっと小さい頃のメフメトとハリルは結構うまくやってきた過去があるのかもしれませんね…。はよそれを見せろや!!

 そしてハレムパートでは、なぜかこのタイミングでバヤジットをマニサに送るという…。
 まあ史実のメフメト二世もこのくらいの歳に長兄がサンジャク・ベイしてたアマスヤに送られて面倒見られていたんですが、いくらなんでも早すぎるだろ!!せめて割礼式終えてからにしろ!!そもそもコンスタンティノープル戦中にエディルネを空にするな!!オルハンもいるのに!!ハリルの諌めはもっともすぎるで!!
 しかもサンジャクベイに行かせる説得をエヴラソール・アリ・ベイに任せるのが、マジで何考えてんだコイツラと恐怖すぎたわ…。おいそいつオマエの弟を殺したやつやで。なんで消えてしまったんだ、シャーベッテン。シャーベッテンなら良いシーンになったと思うよ。宦官出身を活かす前に消えるな。
 しかもアンネであるギュルバハルも一緒に行かせないという話なので、当然ママとしては納得いかなくて抗議の声をハリルを通してメフメトに告げるのだった。これが結構予想外だったのでビックリしましたね。個人的にはギュルバハルちゃんなら直接訴えてもメフメトは聞いてくれたんじゃない?と思いますが、政治に関わるな宣言されるとハレムの女としては打つ手がなくなるので、そこまで見通してハリルに説得を依頼したのかもしれませんね。嫌な話、妻の助言は一切聞く気ないけど、上司や医者から同じ助言を聞くと一考してくれる旦那はわりと聞く話ですよね…。
 ちなみに史実のギュルバハルは陥落後もトプカプ宮殿にいて、「あなたの顔をしばらく見てなくて寂しいわ」とサンジャク・ベイとなった息子バヤジットへ出したお手紙が残っています。つまりメフメトの側を離れず、後のヴァリデ・スルターナのようにハレムの権力者として管理していたのではないでしょうか。なので、ドラマのギュルバハルは母親一辺倒に徹しておらず女としてメフメトにまだまだ愛されていたいというキャラ造形になっているのは非常に解釈一致していて私は気に入ってます。
 まあそんなわけでハレムの問題を全てなあなあで片付けて、愛しのコンスタンティニエへ出発していくメフメトであった。このドラマほんとにハレムパートがマジで雑ぅ!!ですが、まあ真面目にやると全てが「オスマン帝国外伝」の焼き直しになるからな…とは思いますね。ギュルバハルちゃんにだけ渡しそびれた宝石アクセサリーを渡していくメフメトとか「オスマン帝国外伝」だと絶対に奪い合いになるやつだろ…という火種すぎてワロてしまったので、正直そこは焼き直しでも期待したい。

 そんな感じでいよいよ大砲持ってコンスタンティニエへ出陣する来週、楽しみです!!

Posted by tiriw

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