悪魔城ドラキュラ月下の夜想曲感想
何もほぼ知らん頃の私
「アルカードさん…超絶シリアスキャラなんだろうなあ」
Bloodstainedをプレイした私
「えっ、このODとかいう人、アルカードポジだろうに愉快すぎる扱い…いいのかコレ…」
月下プレイした私
「ギャグキャラだった(ゲームシステム的に)」
セラムン世代なのでパロ絵を描くしかないと思いました。
いったい私は何番煎じかわからんが、ムーンロッドにめちゃくちゃお世話になったので!
リフレッシュするのはムーンヒーリングエスカレーションだけど攻撃演出はハレーションのほうが近かったので……こまけぇことは気にすんなよ!!
ともあれ、そんなアルカードさんが主役の、悪魔城ドラキュラ月下の夜想曲!
メトロイドヴァニアの片割れを担うタイトルということで以前から気になっていましたが、Bloodstainedをキッカケについにプレイする機会を得ました。箱くん、ありがとう。気にかかっていたロード時間は皆無で快適にプレイできました。
そして、やっぱり名作と言われるだけあってとても面白かったですね!
最初いきなりパンイチにされたアルカードさんによる追い剥ぎゲーの洗礼を食らい、「月下がヌルゲーとか抜かす悪魔城ファンの言うことはもう信用せんからな!」とヒーヒー言いながらクリアが不安になっていましたが、Bloodstainedと同じく序盤を乗り切ったら結構サクサクいけるようになったので良かったです。
やっと辿り着いたショップこと爺の神々しさよ……ODの元ネタに会えて感激!!でもアクセス悪いにも程があるから、そこまで引用してくれなくて本当に良かったです。
私は基本アクションあまり得意ではないので、ダメージ食らうと軽率に吹っ飛びまくるアルカードさんに何度キティちゃんかよ!!リンゴ3コ分かよ!!と突っ込んだかわかりません。回復アイテムのUIにも泣いた。ポーションはともかく、食べ物の拾い食いシステムどうにかならんかったの?
それに序盤装備が蛮族の出で立ちすぎたり、金槌だったりと、美形ゆえにシュールさも際立ち、もうやることなすこと面白キャラなアルカードさん……プレイ中ほんとに見てて愉快でした!好き!!
でも後半に手に入れる魔導器が肋骨とか心臓とかだったもんで、アルカードさんってば軟体動物だったの…原生生物…?とまであらぬ誤解かけてしまったのはさすがに悪いと思っている。すまんかった。
さておき、表のマップだけでも広かったと思うのですが、逆さ城まで出てきて、これはびっくり=Be Creative Konami!
ボスの数がすごく多くてめちゃくちゃ満足しました。というか私まだ逆さ城を回りきってないままクリア(マップ踏破率175%ほど)したので、まだ会ってないボスいると思う!それに空中墓地のボスとか強すぎて逃げ帰ってしまったからな!
ラスボス戦は親父の威光を試しに使ったらシャフトを瞬殺してしまって、これはマズイ!!と親父戦では自重したものの、結局こちらも剣魔くんがトドメをさすという…なんともしょっぱい親子対決になってしまいました…。しかもエンディングのアルカードさん、リヒターとマリアと一緒に帰らない方だったので、実に煮え切らない感じになりましたね。
くっ、このままでは終わらん!コンプがんばるぞい!!
それにしてもやっぱりドット絵は最高じゃん!!と雰囲気も最高なゲームでしたね。
なんといってもアルカードさんの髪のなびき方が美しい…。ドッターの魂を見たぞ。
あと敵もドットアニメ凝ってますよね。闘技場の鳥使いの敵とか、相方の鳥を倒したら悲しみだしてゴメンと思いつつ、芸が凝ってるなー!と感心してしまいました。懺悔室で神父が攻撃してきたりするのも、そら吸血鬼だからな!すまんな!と納得してしまったり。魔女っ子の敵がやられたら猫に変身して去っていくのも好きでした。
その一方で、リヒターのドットグラフィックがハチマキのままなのは何故!?とすごく気になりました。やっぱり長髪のドットアニメーション作るのが大変だったのかな…わしにも覚えがある。
もちろん音楽も良かったです!地下水脈の曲が最高すぎてよく赴いてしまった。
Bloodstainedでもメトロイドでも水中ステージの曲が一番大好きな私。なんかいいですよね、落ち着くので…。まあ水中操作自体にはキレていることが多いんですけどね…独特の慣性をつけなきゃ気がすまない開発者ェ…。
それとなんと言っても武器!なんと中つ国の剣があるじゃないですか〜!
グラムドリングとオルクリストとか、ホビット好きなの?IGA氏よ。この時代にしてはなかなか通なチョイスでトールキンオタクとしては見逃せませんでした。ここまで揃ってバギンズ殿のスティングがないのは…つらぬき丸だからかな…。
こうなると、やっぱりアニメ版悪魔城ドラキュラでトーリン役のリチャード・アーミティッジがトレヴァー・ベルモンドに起用されているのも、そういうことなんですね?現実での推しが彼なので気になって気になって仕方ない存在ではありました。いい加減にNetflix契約したいのでウィッチャー配信日はよ。
ちなみに主な使用武器は、前半は店売りのセイバーとシールドロッド、後半は中つ国武器とムーンロッドをよく使っていました。イラストも描いたくらいムーンロッドの固有技は強かったです。そのムーンロッドで偶然ようやく武器コマンドを出せて気づいたので、コンプするときに他も色々と使ってみたいです。
それにしてもデス様は身ぐるみ剥いでおいて装備品をちゃんと預かっていてくれないの、どうかと思うの。母親の形見やぞ。愛妻家の親父もそのぞんざいな扱いには怒るぞ、きっと。
サブウェポンは、クリア後にその正体を知りましたが、聖書の安心感がめちゃくちゃ好きでした。しかしアルカードさんってば吸血鬼のくせに聖なる武器を使いこなしすぎて笑うしかない。まあ本家本元聖職者のリヒターには負けますけどね…初遭遇バトル時に聖水の雨降らされてメタメタにされたのはさすがでしたよ。その後に探索し直して見つけたホーリーバスターで逆襲する大人げない吸血鬼がそこにいた。
クリア後に解禁するリヒターモードはまだちょこっとしか進めてません。
やべーTASで見た動きすぎるwwとスライディングジャンプしまくって調子ぶっこきすぎてたらセーブポイントに行く前に死にました。慎重に進めるもゾンビの無限湧きにやめてくれよ…と死にまくり、今では完全にリヒターのスペルを覚えられました!ありがとうございます!!
コマンド入力が苦手なのでタックルを安定して出せないのが辛すぎます。それでも上に落ちる変態ぶりは私でもできたので嬉しかったです。そしてサブウェポンの必殺技?がつよい。アルカードさんのときは苦労しまくった序盤ボスが瞬殺だ。これが聖職者の格の違いというものか……吸血鬼とは違うのだよ、吸血鬼とは!
それにしてもBloodstained遊ぶ前は、悪魔城と言えばこの月下の夜想曲リヒターモードのTASをチラ見しただけだったので、それゆえちょっと変な思い入れがありますね。まあゲームやったことない当時は何をやっているのか全然わからん!!状態でしたが、こうして云年後に実際プレイするとは…と感慨深くもある一方、コナミが抜け殻状態の今このシリーズにハマっても本当に今さらじゃね……と顔を覆いたくなります。Bloodstainedがあるのは本当に救いですよね。ぶっちゃけ言いますと、Bloodstainedが出てきたからこそ私も重い腰を上げたわけです。
まあそんな感じで晴れてメトロイドヴァニアの両方プレイできたという達成感に包まれている今の私です。
個人的な感想ですが、メトロイドは探索重視、月下はアクション重視という印象を受けましたね。
私は探索のほうが好きなのでやっぱりメトロイドの作りのほうが好みですが、周回プレイするとなると武器が豊富なIGAヴァニアのほうが色々と遊びの幅がありますよね。それに悪魔城はプレイアブルが他に用意されているのがいいなあと思いました。メトロイドもサムス以外のバウンティハンターをプレイアブルキャラに作ってもいいんじゃないかと思います。つくづくランダスたちを亡くしたのは惜しいことをした…と思ってます。F-ZERO難民だからキャプテン・ファルコン参戦してくれてもいいんやで。それでもモーフボールバキバキ事件があらゆる点でネックなのですが、盗人サイラックスさんなら何とかしてくれるって信じているぜ!おい人間やめろよ。
そんなわけでメトプラ4がちゃぶ台返しされてしまってゲームやるものなくて暇だった私、引き続きBloodstainedや悪魔城のほうにお世話になるかと思います。
とりあえず早く斬月おじさんで空即是色したいですね!はよ空即是色!