Mehmed fatihler sultanı 3話感想
3話目にしてやっとコンスタンティノス役が『オスマン帝国外伝』のレオ役と同一人物だと気づいた件について!!
しかも別にドラマを見てて気づいたわけでもなく、名前をググってやっと気づいた有り様である。
うっそでしょあんなに『オスマン帝国外伝』見てたのに!?
コンスタンティノス役は亡国の皇帝のわりにあまりにもチャラい…とか思ってたんですが、あの悲壮なレオを演じていた人なら、まあ大丈夫か!!と思い直しましたよね。つまり監督の演技指導の結果がアレってことなんですけど、どんなコンスタンティノス像だよ!!と正直ツッコミたいですね。
あと無事にTabiiに課金できました。簡単だった。
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しかしお気に入りのハリル・パシャのセリフをトルコ語から直訳してたりしてわかったんですが、英訳はかなり意訳されてますね。トルコ語だと洒落たセリフが削ぎ落とされて平凡なセリフになっちゃっててかなりもったいないと思いましたので、やはり勉強するしかないのです…トルコ語を…!!
というわけで歴オタのゴリ押し感想です。どうぞ。
ハリルパート
スンビュル・ハリル・パシャ~~!!!!!!!
この俳優さんの御伽噺音読ほんとに好きや……!!とトキメキましたが、トルコ語なのでほとんどは何言ってかよくわからんのが悲しい。
とにかく2話からメフメトを猛獣扱いしてて、充血した獅子の目とは合わせちゃいかん!!今は座して待つのみよ……とか言ってるみたいで、その話を受けたハリルがイェニチェリ兵舎でメフメトからずっと目を逸らしてたの可愛かったなあ。ハリルとイサクは戦場でも仲良しで良いコンビや。
ムラトにさすがにコイン謀略の件はバレたのか、すげえ圧迫詰問されてましたね。
あわや大宰相解雇かと思えば、甘いムラトは「薄皮一枚の綱渡りすな」みたいな釘さしで終わってしまった。なんか戦場での会話から先祖代々チャンダルル家はスルタンとは良い仲設定は生きてたみたいだ。ムラトがハリルに謀殺される確率はかなり減ったとみてよさげ、ホッとしました。コソヴォの戦いで死んだムラト一世の話、ああ~セルビア貴族に殺されたやつか~~とやっと思いだしました。
それでもディワン会議中にムラトの前でメフメトに食って掛かるように白熱の議論するハリルに、おいおいおいと笑ってしまったな。小さいメフメトのララしてた頃の回想も早めに頼む。人間性の相性の問題というには恐ろしく仲が悪いから何かあったに違いない。普通は人を猛獣扱いせんのだわ。聞いてっか?オスマン帝国外伝のイブラヒムくん。
しかし鳩を捻ろうとしたのマジでビビった…。ムラトにも「血を流すな」って怒られてましたな。
あれトランシルヴァニアに飛ばそうとしてたけど、前回の王子が死んだ件って鳩で連絡してんの…?
【英字幕鑑賞後の感想】
「ジャッカルと獅子の話をお前にしたことがあったっけ?来い、座って聞け
昔々、友達になったジャッカルと獅子がおりました。彼らが辺りを彷徨っていると次第に腹が空いてきた
獅子は言いました『我が兄弟ジャッカルよ、お前は腹が減った、俺も腹が減った、なんとかしなくてはならんなあ。よし狩りに出かけよう』
とにかく、彼らは友達だったのだ。私とお前のようにな。
彷徨っていると、彼らは牧草地で偶然にも駄馬と出会った。
獅子の目が突如煌めきました。そしてジャッカルに振り返った。
『俺なら捕まえられる、しかしまず最初に自分を驕らねばならぬ
俺はライオンになる必要があるのだ』そう言った
彼は伸びて、擦り合わせて、屈伸し、ジャッカルに振り向いた
『教えてくれ、俺の瞳はこの世のものとも思えぬほど赤いか?』と尋ねた
ジャッカルは獅子の充血しきった目を見た
「そのようだ、獅子よ」兄弟は怯えて言った
獅子は駄馬に近づいていった
吠えて!爪で飛びかかった!
一撃で仕留めてしまった獅子は馬をズタズタに引き裂いた
そして新鮮な肉のご馳走ができあがった
日々は過ぎ、時は過ぎ…
二人の相棒たちはまた腹が減った
彼らの前に別の馬が現れた
若い馬だ、鞍がついていなかったし、持ち主も能力も見当たらない
とても未熟で、逃げ出すことも騙すことも知らない
けれど、壮麗で、美しく、魅力的だった
メフメト皇子のようにな
そのとき、ジャッカルが語りかけた
「俺の番だな、獅子の友よ。お前は残れ」と。
彼は自惚れに自惚れていた。
「自惚れさせてくれ、怒りをぶつけ、俺の目を赤に染め上げてくれ。見ていろ」と言った。
ジャッカルは大地を掴み、伸びた
「教えてくれ。我が兄弟、獅子よ。俺の目は赤いか?」と尋ねた
獅子は見て答えた
「赤くないぞ、兄弟」
ジャッカルの目は充血していなかった。
愚か者として知られていたジャッカルは言った
「赤く見えると言ってくれ、俺を獅子のようだと言ってくれ」
ライオンは協力することにした
「お前がそう言うなら、そういうことにしよう」と言った
ジャッカルはすべての怒りをこめて馬に近づいた
彼が突進しようとしたそのとき、馬が彼を蹴飛ばした
そしてジャッカルは倒れ伏してしまった
馬は逃げて、ジャッカルだけが地面に取り残された
獅子は困惑し、ジャッカルに近づいた
哀れみをこめ眺めながら獅子は言った
「今こそ、お前の瞳は赤いぞ。我が兄弟ジャッカルよ」
我らの馬は若かったが、今や成人した
世間知らずだったが、今や賢くなった
権謀術数に興じている
賢くなれ、そして目が血走っていると言いながら歩き回るなイサク
さもなくば一蹴りで一トンの重りが当たるだろう
今は私の指示を待つのだ」
猛獣使いハリル・パシャなのかと思ったら、メフメトのことはさらに駄馬扱いだったのかよ…不敬すぎ!
でもやっぱりメフメトのことは「壮麗で美しく魅力的」とは思ってんだ???はぁーメフハリじゃん!!
このクソガキ…と思いつつ顔は良いからで何回も許したあげくのプッチンだったのかねハリルさん。早く幼い頃の回想シーン出してくれよ~~!!
メフメトパート
「信念の大釜が沸騰しているのが見える
スルタンとの誓約は健在なのだな
なあクルチュ・アー」
「はい皇子、大釜はありがたいことに煮立っております」
「よろしい、よろしい
我らの誓約が成立しなくなったときには倒れると。そうだな?」
「倒れます、倒れて中のソルベが血のように大地へ水浸しになる」
「なるほど、では大釜を倒すべきではないな
この五徳には頑丈さが必要で、五徳の頑丈さが鍋が倒れるのを防いでいるのか?
そうとも、日々イェニチェリの大釜をしかと立たせている板金の脚には、ある力が働いている
一つはスルタンだ。正義の遵守させ、規範を与える、先見の明だ。一方イェニチェリは、汗をかき、血を流す。征服し、力となる。残るは国家だ。結果を与え、働き、奉仕する。
もし、これらの一つでも欠かし破られるようであらば、アッラーよお許しあれ、大釜は倒れるであろう」
「我らは決して一つも欠かしたことはありませぬ、皇子」
「そのほうも私もあるわけがないだろう、クルチュ・アー!
この世には2つの顔しかあらぬ、ムスリムか異教徒であるかだ!
もし脚の一つでも折れて釜が倒れてみろ、ムスリムが損害を被るのだ!異教徒ではなくな!」
飴ちゃんでイェニチェリを脅すシーンがめちゃくちゃカッコよすぎる~~!!
この俳優さん、メフメトのそこにいるだけでなんかおっかな怖いオーラを出してくれるから、本当にメフメト2世みたいだと思います。素晴らしい演技力。イケメン。最高。
「俺はお前らにされたことを忘れんぞ!!」という怒り心頭ながら「でも水に流そう、だからお前らも水に流せ」と切り替えていく姿が末恐ろしい。腹心のシャーベッテンには「今は忍耐の時、後で全員死ぬほど後悔させてやるぞ」みたいに愚痴ってるから、二回目の即位がマジで楽しみですね。クルチュ・アー。
しかしヤーノシュの大砲に対抗するために鉄砲をイェニチェリに持たすことにしたわけですが、いくら自分の息がかかった部隊にだけとは言え普通に危ないよな。なんか鉄砲の保管庫はハリルによって封鎖されていたらしいのも気になる…。トルコ語で発射はアテシュ!でカッコいい。
ムラトとの親子仲はひとまず亀裂が入らずに済みそうだけど、あのコインって1話目のやつじゃないのか?新しく鋳造したやつじゃないと思っているけど、マニサで議会を作っていたのは言い逃れができないから言葉が出てこなかったのだろうか?
「私はただのサンジャク・ベイではない!!スルタンムラトの息子ですから!!」と拳握りながら反論するメフメトくん好き。それ見たせいか、ひとまず大人の態度で流したムラトもなんだかんだ人の父である。
十字軍が迫っている今は争っている場合ではないという態度はハリルにもしてましたが、ムラトは基本的に身内同士での争いは避けたいタイプっぽいですよね。そしてバランサーに徹しすぎて、ますます周りが拗れていくヤバい親父なのであった…。
キリスト教は宗派も聖書も色々あるけど、イスラム教は何もかも一つ!だから団結できる!!みたいな主張する親子に、あの…シーア派は……???と思った無宗教人であった。ちなみにオスマントルコはスンナ派ですわ~~。だからゆるゆるらしい、色々と。
そんなわけでメフメトは親父のおつかいでアクンジュたちの招集を頑張っていましたが、最後は矢の雨を降らされていて身動きができねえ!!って感じでしたね。
トルコ語あんまり聞き取れなかったけど、セルビアとの国境付近にいそうなので、あれブランコビッチ部隊なんかな?戦がくる来週が楽しみです。
【英字幕版鑑賞後】
コインの件については、一応メフメトは否認していたことがわかった。一話のコインとは別のものであるのは確定なのか?
しかしムラトはメフメトが議会の真似事をしてスルタンのように振る舞っているのがやはり見過ごせないらしく、メフメトは「世界皇帝が征服の邁進に忙しそうでしたので、サルハンのサンジャク・ベイの責務ではございませんが、お忘れになっていた貿易の問題と厄介事を片付けてさしあげたのです陛下」と嫌味ったらしく答えたので「ただのサンジャク・ベイから出る言葉とは思えんな!!」と返したら、「わたしはただのサンジャク・ベイじゃない!!スルタン・ムラト・ハンの息子だもん!!」ってさらに逆ギレって感じの会話だった。
メフメトのこの頑固でプライド高いところめちゃいいよな、なんか親から普通に愛されるには難がある子供っぽいところがリアリティーあって私めちゃ好きだわ。
ハレムパート
あかん、これは一生の別れになるやつ!!
ヒュマがブルサへ追放されることになりましたが、ハセキとは一体。
まさかのハリメさんの大勝利に、ムラトってやっぱりよくわかんねえ!!と思いました。まあ史実的には納得ですけどね。それに伝家の宝刀アラエッティンを使ってたしな、ハリメさんは転んでもタダじゃ起きないんだ。
しかしブルサとはだいぶ遠いですね、ディメトカでええやん。
史実マラ様が追放されたところですが、エディルネより少し離れたところでだいぶ近所でしてよ。
アフメト皇子のピンチを見てるだけで罪に問われるのか!?と抗議してましたが、一応結局は自分の側女を助けに向かわせてるので理不尽ですよね。でも迷ってしまったのも事実なので、ヒュマはムラトの命令を受け入れたのでしょうね…。こういう誠実な人ほど痛い目見る世の中ってクソや。
しかしヒュマが孫とわいわいやってるのに、ムラトは全然バヤジットに目もくれてないんすねえ…。その無関心な態度が史実メフメトに対してのそれすぎて嫌すぎィ!!
ちなみに史実ではバヤジットの誕生は軍の士気上げに使われていて、ギュルバハルはディメトカでわざわざ産んでるんですよね…。マニサから身重で馬車移動とか可哀想なのに、その後にさらにムラトは婚約嫁を押し付けてくるから最悪の鬼だよな。
というのを、このドラマではどうもギュルシャーでやるっぽい!?
なんとカラマンのイブラヒム・ベイの娘として現れた第二の嫁ギュルシャー、確かに同じカラマン出身説があるので、うまい改変だな!!さよならシッティ・ハトゥン!!と思いました。
ギュルシャーは次男ムスタファ皇子を産んでるので絶対に出さなければいけませんが、シッティ・ハトゥンは生涯メフメトに相手をされることなく忘れ去られた女性なので別に出さなくても良いんですよね。つれー話だがしゃーなし!!
ギュルバハルことエレニちゃんは前回自分で言ってましたが嫉妬深いので、ギュルシャーに対しては結構怖い顔してましたね。ヒュッレムもそうだったが、オスマン皇帝には冷ややかな目をした嫁が似合うのでいいぞいいぞ〜と盛り上がりましたよ!!
でもマラ様には敵わんね!!
ハリメが奴隷差別ムーブした時、すっごい顔しとった!!あなたが最恐ナンバーワンでしてよ!!
それにしてもバヤジットくんが「ババにあげるの〜」とバラの苗を持ってきてるの、これが咲くときエレニがギュルバハルになるってわけか!!素敵な演出すぎる!!とめちゃ楽しみです。
鉢は割れたけど、まあ植え直せばいけるいける。
ビザンツパート
もはやチャランティノスのヒロインがオルハン皇子、こんなん笑うしかない!!
まあね、嫁さんはことごとく亡くなって死神に愛されてる男だからね。オルハン皇子がメフメトの異母兄弟設定だったらそこそこ若い男でBL需要が発生しただろうになという二人で草生える。
ママが処刑されかけてんのにオルハンの面倒まで見なきゃいかんのかよ!!とかキレてるコンスタンティノスだったが、やってることマジでヒロインに対するヒーローツンデレムーブだから、そりゃオルハンも勘違いして言っちゃうわよ許してあげて
そしてデメトリオスにオスマンに売られたオルハン皇子はザガノスが引き取る予定でしたが、逆にザガノスがビザンツに捕まってしまうという…。
このままコンスタンティノープルに監禁しておけば陥落せずにすむね!!メフメト二世征服記、完!!
「メフメト皇子は歴史に残るスルタンになるだろう、それに比べてお前は…」とか余裕ぶっこいてただけにダサくて泣いちゃう。先週から良いとこなしのおじいちゃんでザガノスの名が泣いとるぞ。
それにしてももっちゃもっちゃ食いながら乱闘見てるだけのコンスタンティノスがマジでチャラ男の素質がありすぎて、いつかメフメトのこと「オタクくんさぁ…」とか言ってほしい。
そして政治の駆け引きが全くできないデメトリオスくんに唖然としてるコンスタンティノスにめっちゃ笑ってしまった。
せっかくの人質が無用の長物に!!ザガノス捕らえられ損!!
しかしデメトリオスくんは味方が一人もいませんねえ。なのに、とりあえず暫定皇帝になれてるのもよくわからないんだ。コンスタンティノスより年上でもないのによ。
ママに「俺もお前の息子だぞ!!」と怒鳴ってるところは、せやな…と切なかったですね〜。でも正直命狙われたんだから毒親に愛想尽きてやり返すのは至極当然だよね。
ママは処刑寸前までいったが、ここまでピンチなのに実行犯のノタラスを突き出さないなんて…さてはこの二人はできてるな?だからアレックスにゾーイを宛てがってやれる発想が???と邪推してしまうレベル。
というわけで茶番処刑騒ぎを経てコンスタンティノスが即位しましたが、実は最凶の貧乏くじ引かされてるんだよな〜〜と生暖かい目で見てしまいますね。
人質のザガノスがどう使われていくのか楽しみ!!
ヤーノシュパート
この師匠にして弟子ありみたいな串刺し公開処刑!!
しかしワラキアの民は歩く人間爆弾扱い!!
ついでにモルダヴィアの王子が容易く身代わり死亡!!
このヤーノシュやりたい放題すぎるやろ!!!!!!!
こいつに弟子入りするヴラド三世とシュテファン大公、正気か!!?????
やめとけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
次の戦でフェードアウトするとか信じられないキャラの濃さで爆笑してる。
カトリック補正入ってるとは言え、悪の親玉すぎるやろ。ギリシャ正教徒の人権をなんだと思ってるの!?
弟子のヴラド三世のハードルがどんどん上がっていくのが草生えますよ、もう!!
嘘つき!ヤランショイレ!!と色々なキャラから言われてますが、さすがの古馴染みのウルバンさんも愛想尽きそう。娘さんはさすがに殺してなかったみたいですが、コンスタンティノープルに奴隷として売られていったという…。なんかチチェク・ハトゥンフラグか???と思いつつ、メフメトが陥落させるまで会えなさそうですねえ。という利害の一致でオスマンに来てくれるのかもしれない。
しかしエイダン・ターナー似の若いイケメンがやっと出てきたのに殉教してしまった。殉教を肯定的に描いているドラマですが、こんな無駄死には肯定したくないんよ。
次回も楽しみです!!