マリアタとストイカ
幼少期は不遇の次男同士な主従。
この漫画を読んでいて最初に心動かされたのが、マリアタのストイカ説得シーンのセリフでした。
決して綺麗事だけでは自分の人生を生きていけないと、兄の死を礎に共犯者同士になったマリアタとストイカの暗い絆の結び方に惚れましたね。
しかしハマりたてのときは別にホモじゃないな！！と思っていたが、最近絵を描くためにじっくり何度も読み直していたら、マリアタ……ストイカさん大好きすぎじゃん？？？と思ったのでホモもありです。でも攻め受けはまだよくわかんないです。基本的にマリアタのことは受けだと思っているものの、ストイカを質問責めにした挙げ句「自らを語らぬ。さすが神の徒、己を律する術を心得ている」のところのマリアタ、スーパー攻め様すぎない？？？とても好き。
ブロマンスでいい気もしています。だってストイカさんが敬虔なクリスチャンだからこそマリアタも信頼を置こうとした節があるし(オスマンで散々ケツを狙われたトラウマ)
とにかくマリアタはストイカを自ら選んでいるし、一番に心配しているし、過去話もよく話すので、かなり能動的に心を割いているように見える。それはリナルト爺さんに対してもそうなのだが、ストイカには先述した暗い絆がわりと心の深いところまで根を伸ばしてそうな気がします。
ストイカもマリアタは自分を拾いあげてくれた神みたいなものだから、さすマリ！とめちゃめちゃ崇拝していて、そのズレが今後大きくならないといいんだが…と若干心配になるほどのシモベぶりである。
今のところはニコイチ、いやこれ死語だ、ツーカー、いやこれも死語じゃん！？もうなんて言えばいいのか……とにかくそんな感じの二人で良いですよね(語彙力の老死)
しかし闇の腐女子なので、この二人だとどっちが先に看取ることになるんだろ～～！？と楽しみです。
そんなマリストコンビで一番お気に入りのシーンは、暗殺されかけたとき、自分の肩を掴んで無事を確認するマリアタに微笑むストイカのページです。ストイカ関係に限らず、信頼関係の描写を言葉では語らぬストイックさが本当に良いよね。この漫画。渋い。めっちゃ好き。
そして個人的にストイカさんのキャラデザはこの漫画の中では一番好きです。しかもマリアタとセットだと金髪黒髪で見た目も超映えるコンビ。あとストイカのほうが背が高いのもいいよね！もしかして誰よりも背が高い疑惑があるが、背が高い男の人ってステキだよね(そのあまり人外キャラにまで走りがちなのが私だ)
あとストイカとイロナのやりとりももっと増えないかなと思っている。
私はルパン三世の次元と不二子の関係がめちゃめちゃ大好きな人間なので、そんな気配を何となく感じとったのだ。というか、男を間に挟んだ男男女の三角トリオが一番性癖なんですよね〜〜！！
イロナさんは政略婚なので今のところマリアタへの愛情があまりなさそうですが、これからどうなっていくんだろうなあと変化が楽しみなキャラです。いずれマリアタとストイカの距離感がなさすぎるのに気づいて、妻として複雑に思ってほしい。
次はまたメフヴラでも描こうかと思っています(語っとていてイロナさんじゃないのかよ！！)
元々オスマン帝国好きなので、そういう意味ではメフメトが一番描いていて楽しいのです。