Mehmed fetihler sultanı18、19話感想
ついにジュスティニアー二が参戦!!
渋くて強そうなオジサマで来てくれてなかなかいいっすねえ!!
なんとなく雰囲気がロードオブザリングのボロミアさんに似ている気がする…しかも踊っているほうの……(は?)(リンク先を見ればわかる)
あとめちゃくちゃバリトンボイス!!オスマン帝国外伝のカラ・アフメット・パシャ(ファトマ皇女の旦那)並だ!!それでも自動翻訳字幕は結構拾ってくれるので助かった。
ネトフリのジュスティニアー二はあまりにもイケメンすぎて不用な恋愛パートまで担当する勢いでしたが、そもそも傭兵キャラなのでこのメフメトドラマ版のほうが自然なキャストな気もしますね。
しかしこのドラマはマジで、恋愛パートのテコ入れ!?そんなの犬にでも食わせちまいな!!という漢らしすぎるキャスティングですげえと感心してしまいます。これが客層受けを考えなくていい国営放送の強みってやつか。
18話感想
史実ジュスティニアー二は義勇兵という形でコンスタンティノープルへ参戦した形だったと思うのですが、ドラマでもかねがねそんな感じに教皇に喧嘩売りながら自主的に向かった形になってて良かったですね!
ヤーノシュと仲良くしてた枢機卿はめちゃくちゃ悪そうな人でしたが、ジュスティニアー二と仲良くしている人(役職わからん)は良い人そうで、カトリックも一枚岩ってわけじゃないよねえ…としみじみ思いました。困った人のために手を差し伸べて行動するのが本来の宗教組織の在り方よね。でもここでヤーノシュおじさんの再登場はほしかったし、ジュスティニアー二と揉めて理想と現実の在り方について舌戦したら楽しかったと思う。
確かこの頃のヤーノシュおじさんはムラトに撃破された直後だから兵も金もなくてだいぶ喘いでいた時代だから、コンスタンティノープルに参戦できなかったという感じですね…。
そして一家惨殺された生き残りのお父さんがジュスティニアー二の傭兵団に入ってましたが、子ども用ナイフで復讐しにかかる向こう見ずな男だが大丈夫か?とその人材採用に不安になりました。経験不足では片付けられない何か。しかもこれから行くのは滅亡しかかっているコンスタンティノープルだから、なんとも言えない気持ちになります。このお父さんはもう何も失うものがないといえばそうなんだけども…。
それにしてもマジでこのドラマは子どもの命が安すぎてビックリするよ!!娘も息子も奴隷にするほうが金になるのに殺すなや!!(それもそれでひどい)
一方、オスマン側はリゾに復讐したくてたまらないハリルがメフメトに居残り説教タイムを食らっているのであった。もはやララとタレべが逆転してますね。一応昔の誼でクルチュ・アーがチラ見してんのウケる。
しかし昔イサクに「血走った目で歩き回るな」と言い聞かせていたハリルが「今の私は血眼なのです、陛下…」とメフメトに弁解するはめになっているとは…。「こっちを見ろ、ララ」であんまりにも哀れでしょんぼりした目を向けられたからか「不注意と裏切りの境界ラインを心得ろ」というため息ムーブで済ませてしまう。だんだん私にもわかってきましたよ、メフメトはハリルにはなんだかんだ身内認定してて何されても甘いんだってことが。
でもハリルのほうは、裏では「そんなライン、わかるわけねえよバーカ!!何年宰相やってると思ってんねん!!」とナイフ突き立てて怒りまくっているのであった。この差よ、マジで俳優セリムさんの演技力が素晴らしいよね。
イサクが必死にハリルを宥めにかかりますが、俺はもう止まらねえからよ…という感じで独断行動をやめずにガラタのミノットの娘ナディアを襲撃しにかかるのであった。彼女はオリキャラなので最初誰の娘さん!?リゾの娘さん!?大きい娘さんね!?と勘違いした。そのまま人質にして親父ミノットを脅しにかかって交渉するハリルさんであった。人ん家でも遠慮なく果物食ってるなコイツ…。
そしてそのままリゾはコンスタンティノスからも売られたので、兄バルトオールに追い詰められ、あっけなくハリルさんになぶり殺しにされて終了したのであった。えっこのキャラ、金角湾で繰り広げられる海戦の敵将として入れたんじゃないの!?とビックリしましたね。まさかの早期退場すぎる。おまえにも残しといてやったぞと言うハリルだが、さすがに実兄だからここまでの最期は望んでなかったんじゃね…???と私は思いましたが、バルトオールの反応も薄いままこの兄弟間ドラマも終了してしまいました。なんだかなあ!?
しかしこのよくわかんない展開も、ハリルとバルトオールがリゾに血眼だったせいでジュスティニアー二がコンスタンティノープル入りを果たせたのだ、という筋書きのためだったのかとは腑に落ちましたね。まあリゾにずっと血眼で頭脳戦捨ててる大宰相を見ているのも辛かったので、なんとか早めに落ち着いてくれそうで安心しましたわ。万事順調に事を勧めていたメフメトがジュスティニアー二の都入りに一転してめちゃくちゃ動揺してたのも可愛かったなあ。
しかしそのおかげでバルトオールが早くも処刑の危機に見舞われることになったのであった…。
処刑するする詐欺になるやん!!
ビザンツ組はなんといっても例の「枢機卿の四角帽を見るくらいなら、スルタンのターバンを見るほうがましだ」というノタラスの名台詞が飛び出してきましたね。
ここにオルハンがいないことが悔やまれる。えっ私?嬉しいなあ!くらい言うよアイツ(世界史の名シーンに茶々いれるな)
まあなんかオルハンはカトリックの手を借りることも全然やぶさかではない人間というか、そもそも異教徒なのにビザンツで楽しくやってる人なんで、そらこの会議には呼ばれないっすわなあ。
そんな楽しいオルハンパートはというと、カラ・ムスタファーに迂闊に髭剃りやらせたり、天敵であるサルトゥクくんにまた再エンカウントしているのであった。カラ・ムスタファが何とかその騒ぎに乗じてサルトゥクくんに接触しにいきましたが、話すならバリベイのほうがよくない?大丈夫???と思っている内に刺されてしまっていた。あまりにも面白すぎて爆笑。カラ・ムスタファー、オスマンにいるときより何か好きになってきたよ!!というかカラ・ムスタファーのスパイ業務って報連相もしない極秘中の極秘タイプなの!?メフメト!!
まあそんな感じでようようと脱出していくバリベイたちですが、なぜか追手に捕まりかけるもエヴラソールがお迎えに来てくれてGetことなきするのであった。
あとはなんだ、コンスタンティノスとプレトンがジェンガやってたのが地味に面白かったですね。土台を半円にして不安定にさせて更に難易度あげているタイプのジェンガで、へーおもしろー!!と思いました。
ハレムパートでは、ギュルバハルちゃんが樹の下でマラ様に「時々息ができなくなる。メフメトはもう私を愛していないのではないかと」と独白しているのが切なくて仕方なかったですね…。
オスマン帝国外伝だとお付きの側女が常にいるおかげでマヒデヴランとかが寂しそうに見えたときってあんまなかったんですけど、ギュルバハルちゃんは仲良い側女もいないので完全孤立しているように見えて辛いっすねえ。木にしか悩みを話せないって可哀想なんだ。
その後なんかマラ様がギュルシャーちゃんと仲直りさせてましたけど、まあ今ってギュルバハルが何もかも我慢して平和を保てている状態だから、それは結構悪手な気もするなあ…。というところで不穏な次回に続くのであった。
19話感想
とにかくメフバハル派に久々のご褒美シーンがきてめっちゃ嬉しかった~~!!
ギュルシャーちゃんには悪いけど、私がやっぱり萌えるのはメフバハルなので!!
あんまりにも放置しすぎたギュルバハルからの「お断りします」にめちゃくちゃ怒って、部屋まで「Sen kim sen!?(おまえは何様だ!?)」と怒鳴りに来るオスマン帝国外伝ではあまりにも見すぎたムーブをするメフメト。それに対して「誰だと思う?ねえ、私は何処の誰なの!?あなたが見初めたギリシャ人の娘エレニはどこに行ったの?今の私は誰だって言うの!?」と返すギュルバハルちゃん、あまりにも切々と訴えていて私も泣きそうになっちゃったな…。
しかもそれだけでなくコンスタンティニエ狂であるメフメトのこともサックリ刺しにかかるギュルバハルちゃんが強すぎて、おお…!とめちゃ感心したところで、「王冠も玉座もいらない、ルビーもエメラルドもいらないの、ただ全てを失ったあの頃のメフメトが私はほしい」と結ぶギュルバハルちゃんにめちゃノックアウトされたな。メフメトもそんな彼女を抱きしめながら「そなたはバハル、私の心の中に常にいるスルターナだ」と久々のしみじみとした抱擁するわけですが、なんかその台詞は前も聞いたねえ!!ギュルシャーの結婚式前のあのときは拒否られていた台詞だが、それを有言実行せずにまた同じ台詞で済ますとは、この勝負!完全にギュルバハルちゃんの勝ちですわ。次はないと思えよ。
でもなんか呼ぶ前に作っていた詩が多分ギュルバハルちゃんへの気持ちがこもったやつなんですよね。肝心の最後の単語を自動翻訳が拾ってくれないので何て言ってるのかよくわからなくて悔しいんですが…。ピンハンとエフシャーも学がないからわからないね。くそう!アヴニの詩集本だしてくれよぉ!!とりあえずバハルなのに青のドレス着ている意味はわかった。本人も青が好きだし、メフメトも海に喩えているのね。バハルって名前は自然の春からきてるんじゃなくて、完全にメフメトの人生としての春を意味するのだと理解したよ。
あと個人的にはよくわからん石より、エメラルドの首飾りのほうがもらって嬉しいです。まあギュルバハルちゃんはそんなこと知らずに先程の台詞を言えるので、メフメトの愛を勝ち取れているわけですね。ヒュッレムも偽の毒薬飲まされながら「何もいらない、あなたさえいれば」でスレイマンの疑惑を全てチャラにした女だったからめちゃ好きだったよ、私は。つまり曾祖父さんであるメフメトもこういう女こそ愛すはずだし大事にしたほうがいいよ。何より自分で初めて選んだ女の子ってことは忘れてくれるなよ。
しかしムスタファの洗礼式?みたいなのは初めて見ましたね。多分割礼式とはまた違うお祝い事なのかな?
まあなんと言ってもメフメトはギュルシャーとの結婚初夜をコンスタンティニエ観光で派手に台無しにした男なので、息子のお祝い事くらいはこうして派手にやってあげないと贖罪にならないんすよね。まあその前に恥ずかしげもなくコンスタンティニエの夢をギュルシャーちゃんに語ってるあたりが微妙にフォローしきれないんですが…ギュルシャーちゃんはあんな訳わからん御利益の石もらってもコンスタンティニエ聞いても笑顔でニコニコ受け答えしてて偉いわ…。男が好きなのは間違いなくギュルシャーちゃんのように黙って男を立てるタイプに違いない。まあ女の私は男女以前に対等な会話できているギュルバハルのほうがやっぱり好きですが。ギュルシャーちゃんの気立ての良さは見習いたいとも思いますね。
あの石の話はバヤジットくんにもしていたので、最後の凶行は儀式をやりたかったのかな~~と思いかけていたんですが、子役の迫真の顔に「頑張ったねえ!!」というよくわからん掛け声しちゃったよ。頭打ったのは、デメトリオスくんの息子に対する因果応報がバヤジットくんに対して返ってきたのだ…ってやつでしょうが。
そう、今回はデメトリオスくんがひたすらに可哀想でしたね…。
史実デメトリオスには娘しかいなかったはずだが…と前回から思っていたので息子はいつか消えるだろうと思いましたが、ハリルの甥っ子といい、早すぎる命!!
しかもアクンジュたちがなぜ味方っぽいデメトリオスをわざわざモラに赴いてまで襲っているのかワケワカメですよ!!ザガノスの独自の計略らしいですが、デメトリオスの命を取るにしては赤子の死でハムザが撤退しているので、何度見直してもよくわからないよ。打ち合わせでは赤子の話なんて一言も出てなかったしなあ…。
まあとにかくそんなわけでさすがのコンスタンティノスも傷心の弟を慰めていましたね…。これでビザンツの血統が続くか完全に怪しくなってきたわけだが、だからコンスタンティノスはノタラスの娘とナディアに頑張ってフラグを建てようとしているのか?
しかし突然ベルトをカチャカチャと外し始めるビザンツ皇帝、あまりにも唐突すぎて爆笑したよね。
ノタラスの娘さんがキャー!!やめてくださーい!!って場を取りもつように言うわ、コンスタンティノスは真顔で脱ぎ続けるから、マジでシリアスな笑いでしかなかった。俳優さん、すげえわ。笑うしかないじゃんこんなの!!オタンチン・パレオゴロスじゃん!!
見せたかったのは鞭打ちの痕だったぽいので背中見せるだけでしたが、それもどうなんだよ!!??
「神は愛なんかくださらない、苦悩だ」も、お…Oh……って感じの反応に困る台詞でしたわ。
マラ様、逃げ切れて大正解すぎる。こんなテンションについていける女がこの世にいるか!!
そしてそんなコンスタンティノスのズッ友であるオルハンもカラ・ムスタファーに身体的に迫った看病拷問プレイしていたので、もうふたりそろってコンオルでやれ!!と私は心底思いましたね。コンオルでしかついていけねえんだ、おまえらの特殊なノリはよ!!
そしてここで絶対に死なすわけにはいかないバルトオールは、やはりメフメトが許すしかない展開にしなければならないのだが、ハリルの「あなたさまのために喜んで首を差し出しますが、それは一人のチャンダルルではなく千のチャンダルルです」という返しがあまりにも憎たらしい良い台詞でしびれちゃったな~~。まあそれがハリルの強みだし、メフメトもわかってて大宰相にし続ける理由ですよね。やっぱなんだかんだ子供の頃から頼ってきた大人を切り捨てるってなかなかできないもんだ。
そんな感じでアクシェムセッデンの「人は産まれたころは無垢なのですが、成長すれば間違いを犯し汚れていきます。だからこそ許しが必要なのです。特に陛下、あなたのようなお人には」という説法も地味にアシストしてくれて、バルトオールごと無罪放免になったわけですが、その後にめちゃザガノスにイキりまくっているハリルこそが本性すぎてワロタわ。フズルさんが地味にザガノスの手を押さえてるのも好きだったわ。昔からああなんだろうなハリル…フズルさんも我慢しきれずに昔やっちまって左遷されたんだろうな…。
しかしメフメトもその姿を見ていたわけですが、なんか知らんがザガノスのほうに矛先が向いてて謎だったな。どう見ても挑発して場を乱していたのはハリルのほうだが、スルタンの権限を脅かす発言するほうがまずいのか?
まあとにかくやっとハリルとザガノスが表立って対立する絡みが始まったのは喜ばしきことですわ~~!!どんどんやってくれよな!!
あとはクルチュ・アーがウルバン・サルジャパシャのホワイト職場ぶりに感化されて楽しそうに仕事してるのがめっちゃ良かったです!あれほど敵対しあっていた上司であるメフメトともいい感じだし!!この職場の浄化ぶり本当にすげえ!!私もここで働きてえですわ!!
それにしてもなんか他人の鞘から剣を抜く動作ってカッコいいというより何かエッ(記録はここで途絶えている)
次回も楽しみです!!