Game of Thrones S8-3
最速スターチャンネル勢なので、各自ネタバレに気をつけてください。
ちなみに私は原作も読んでいるので、原作とこんがらがったりしている感想かもしれません。
今回は号泣してしまいました……キャラの死に泣いたのは久々です……
初描きなので、あまり似てないのは許してください……
我ら種を蒔かず
死せる者はもはや死なず。
シオンの死でついに涙腺が決壊してしまい、しばらく涙が止まりませんでした。
死ぬだろうなあと予想しつつも、それでも一番生き残ってほしい!!と思っていたキャラだったので……。
矢が無くなってしまっても槍を振り回してブランを最後まで守るために突撃していったシオン。
スターク家として、これ以上ないほど名誉ある死を遂げた。それが彼にとって最高の餞だった。
そうわかっていても、原作で夢見ていたようにサンサと結婚して正式なスターク家として“生きる”未来を願わずにはいられないキャラでした。
だってシオンの人生、あまりにも幸が薄すぎじゃありませんか。幼少期からグレイジョイ家とスターク家で板挟みで思春期的にずっとクサクサしていて、大人になってからはラムジーに虐げられるだけ虐げられてきた人生ですよ。これからだったんだと思うんです。なのに贖罪の人生で終わってしまうなんて…あんまりじゃないですか……。しかもブランが無事かどうかわからないまま亡くなってしまって、どんな思いで最期を迎えたんでしょう。想像するだけで、とても悲しいです。
しかし多分これが一番良い死に方だったと思う自分もいて、矛盾してますが非常に満足もしています。
戦場では合戦中に討死こそ最大の誉れなんじゃ。
しかしモーモント家が断絶してしまったのは完全に予想外でした。
さすが幼女に厳しすぎるゲームオブスローンズ…やってくれたぜ……(涙目)
リアナちゃん、完全に名前に呪われたパターンですよね。中つ国でもよくあること。
しかも彼女を襲っていた巨人ホワイトウォーカーの動きが完全にロード・オブ・ザ・リングのトロルだった。レゴラース!!と何度レゴラスとギムリのコンビを呼んだかわかりません。
しかし何よりジョラーが守ってくんねえのかよ!!と思いましたが、彼は愛しのカリーシの元へ急遽参戦していたのでした。
ジョラー、素晴らしい最期だったと思います。愛するデナーリスを守りきれて、さぞ本望だったでしょう。しかし一瞬カリーシが瀕死のジョラーを思いっくそメイン盾にしていたように見えてしまった。あんたはカリーシを何だと思っているのかと家族に激しくツッコまれてしまいました。すまんかった。
そういえば何故かゴーストがジョラーと一緒にいましたが……わかっている、皆まで言うな。そらドラゴンに浮気する男より一途なジョラーさんのほうが男前だよな!!しかもカリーシも守り切ったジョラーさんこそ真の北の男よ!!異論は認めない!!!
生き返らせた意味あった?
ああ、あったさ……ドンダリオンはな!
ガクブルしていたハウンドのお守りしつつ、命がけでアリアちゃんも守った。それが大義に繋がった。これは実に良いロードオブザライトでした。
そしてメリサンドルの予言がここに来て理解できました。
青い瞳がホワイトウォーカーどころか夜の王のことだったとは驚きです。緑の瞳はおそらくサーセイのことでしょう。茶色の目は、該当者に心当たりが多すぎてわかりませんが、これからの殺しという条件ならばマウンテンになるのでしょうか。
マウンテンはハウンドが殺しに行くと思っていますが、今日のガクブルぶりを見ていたら何だか不安になってきました。大丈夫か、ハウンド。でもアリアちゃんのピンチには勇気を奮い立たせていたので、一緒に行けば問題ないですね。ハウンドのお守りをよろしく頼むな!アリアちゃん!
今回も地味に弓矢でハウンドのアシストもしていたアリアちゃん、実に孝行娘。ゾンビ軍団を薙ぎ払う姿もカッコよかったな。もちろん夜の王への必殺ぶりも痺れました。これにはシリル・フォレルやジャクェンもニッコリ。
それに比べてジョンときたら……
生き返らせたメリサンドル本人がすごく仕事していましたね???
ドスラク部隊の剣に火をつけたり、柵に火をつけたり、彼女がいなかったらウィンターフェル全滅していたんじゃないでしょうか。視聴者的にも救い主でした、TV画面の明度的な意味で。
ここに来て初めての驚くべき有能ぶり。まあドスラク部隊は全滅してしまいましたが……ドスラクのあまりにも安い命……さながらロウソクの灯火……
個人的にメリサンドルはシリーンちゃんの件がどうしても絶許な人であったので惨く死んでほしいと暗い願望を抱いていましたが、彼女が最後、夜明け前の雪に倒れ伏した姿はとても美しくてステキで、ダヴォスと一緒になって神妙な気持ちで見つめてしまいました。
そんなわけで役目を終えた彼女はこの世から潔く消えてしまいましたが……
ジョン、おまえは何で生きているんだ?(辛辣)
ジョンには、もう言葉がないです。悪い意味で。
ジョンは王座に座るよりホワイトウォーカーとの戦いに命をかけているキャラクターだと思っていたので、まさかのいいところなしどころか、他のキャラの足引っ張りまくる始末。スタッフの正気を疑いました。今までのナイツウォッチとして積み上げてきた描写が台無しにもほどがある。ベンジェンおじさんも嘆いとるわ。
特に夜の王に突撃していくシーンから酷いですよね。
突撃していくなら最後まで突撃しろ、シオンのように!どうしても比較してしまいますし、ただでさえ無駄にドラゴンに振り回されているシーンばかりなので、これならゴーストと併走しているほうがよっぽど胸熱な絵になったかと思います。
しかもわざわざジョンのために下りてきたデナーリスを振り切っていく姿には、もうアホかと。
おかげでデナちゃんがくっそピンチになって結果的にジョラーさんも死んでしまったじゃないか!!ジョンはS7のホワイトウォーカー捕獲作戦のときからデナーリスの助けを無碍にしてばっかだし、またドラゴンも無駄死にさせようとしてましたし、さすがにデナーリスさんも愛想尽きていいんじゃないかと思います。連れ子に優しくできねえ男はやめとけ!!
最大の見せ場でこんな扱いされて、ジョン・スノウというキャラが何だか哀れでなりませんでした。彼にエイゴン・ターガリエンとしての見せ場は正直あまり期待してないんですよね、私は。それは消化試合と言いますか、そもそもジョン・スノウとして好きなキャラクターだったんですよね。だから今回こそ良いところが見たかった。それに尽きます。残念です。
夜の王とは何だったのか
コレガワカラナイ。
最近戦記物として微妙になってきたのはファンタジーの王道を貫くための、やむを得ない舵取り変更だと思っていましたが、今回でこりゃどっちつかずの作品で終わりそうな気配がヒシヒシと感じました。一番ダメなパターン!
まあそもそも原作完結しなきゃ他のファンタジー小説及び戦記物と肩を並べることもできない作品なのがゲーム・オブ・スローンズですが……原作者はよ続き書けや!
それにしても夜の王の死に方が、エオウィンVSアングマールの魔王すぎる。あんたも中つ国好きねぇ~!
つまるところシオンは死んでしまうメリー。嫌だぞメリーが死ぬなんて。ピピンも許さない。だがシオンにはピピンポジがいなかった。それが敗因か。さすがにラムジーを挙げるのはやめてさしあげろ。そもそもシオンはゴラムポジションだと思っていたのは密に、密に。
しかしアリアがメリサンドルの予言を受けて夜の王を殺した展開は、元ネタのエオウィンを意識しつつ良いアレンジしていたんではないでしょうか。それでもアングマールの魔王が「男には私を殺せない」という予言を、女のエオウィンが穴をついて“覆した”というところがミソで、激熱の胸熱展開なのですが。
それでもゲーム・オブ・スローンズの予言はちゃんとこのように伏線を回収してキチンと実行されるのがいいところだと思います。最後までそれが続く作品だと信じています。
話が少し逸れましたが、結局夜の王とブランの繋がりって何だったんでしょう?
正直ブランのパートはあまり真面目に読んでなかったので、よくわからないんですよね。それに原作だと三つ目の鴉と会ったところで終わってませんでしたっけ…?ホーダーがまだ生きているのは覚えている。
夜の王がドラゴンの炎で焼かれずに死ななかったのは、元がターガリエンの祖先で、デナーリスと同じ焼けずの特性を持っていたということかなと思いましたが自信がありません。
戦時中のブランの動向もよくわかりませんでしたね。
とりあえず彼にはこの未来が見えていたから、アリアちゃんにダガーを渡し、シオンにはその機会を稼ぐため言葉を積極的に投げかけていた、とはわかりましたが……。シオンでなくちゃならない理由は何だ。ジョンでも良かっただろう。普通のドラマなら、あの役目はジョンにしただろうと思います。それにしてもブランの護衛がシオンと弓兵部隊しかいないガバガバぶりにはたまげたなあ!ジョンデナもヴァリリア鋼組も離れていて、囮作戦とは……(白目)
そしてブランが夜の王に潜っていたのかどうかは微妙なところですよね。私はてっきりドラゴンに潜るとばかり予想してましたから、ブランが白目を向いてカラス飛ばした後、何をしていたのか全然わかりません。そして、いつの間にか戻ってきて夜の王と呑気に対峙している。うーん、さっぱりだ!
個人的には、三つ目の鴉のようにウィアウッドの木と一体化して、何かド派手なことしてくれるに違いない!と期待していました。そして木は夜の王と共に燃え尽きる最後なのかと思いました。森の子たちの終焉として。全然違うどころか空気で終わりましたが、まあいいです。そういうのはタニス・リーの「薔薇の血潮」を読んで満足しましたので。氷と炎の歌ファンで読んだことがなかったら、ぜひ読んでほしい一冊です。
しかしブランこそが建築王ブランドン・スタークだったとか、ブランこそが夜の王だったとか、ファンの間で色々な予想がされてきただけに、何かしらこの両者の関係に明確な答えがほしいところですよね。はっきり言えば、ブランというキャラクターの存在意義とは何か、読み手としては知りたいし納得したいのが私の本音です。
このままなあなあで終わられたら三つ目の鴉やホーダーも浮かばれないですしね。
ティリオン×サンサの復縁フラグ
テ「我々は結婚したままでいるべきだったな」
サ「あなたが一番良い旦那様だったわ」
テ「そりゃぞっとしないね」
それを聞きたかった!!(突然の間黒男)
サンサの塩対応にめげていたけれど、ここに来て吊り橋効果でデレ始めた二人ー!!
イチャイチャする二人にミッサンディが少々キレたコメントしてましたが、許してあげて…今まで万年氷河期夫婦すぎたの、その二人……。
それにしてもサンサにとって再婚するにあたって問題なのは、デナーリスの存在だけなのですね。ティリオン、これかなり希望あるぞ!!頑張れよ!!
実際、地下墓地でご先祖様が大暴れしている最中の二人のやりとりは、とても胸熱でした。
アリアに渡されたドラゴングラスで自決しようとしていたのでしょうか、サンサ。
それを引き止めるティリオンは男前で、まさに夫の貫禄が出ていました。そのままドラゴングラスを持って戦いだしかねないと思いましたが、そうなる前にご先祖様が大人しくなったのでヒロイックな活躍はなかったですけど、ティリオンファン的には久々に満足しました。
ティリオンは今後サーセイとの対決が待っていますし、デナーリスの手としてキングスランディングに行くでしょうが、サンサはウィンターフェルに留まりそうです。
原作のティリオンはタイウィンを殺してもなおキャスタリーロックが絶対にほしいマンでしたが、ドラマ版はそこまで固執してないように見えますし、婿入りもありだと思うぞ!頑張って生き残れよ!
サンサは逆にウィンターフェルから離れる未来が個人的にはあまり見えません。ブランが生き残ったのでウィンターフェル後継者はブランが優先されると思いますが、ブランも大人しく腰を落ち着けるタイプには見えませんし、スターク家はどうなるのかなあと気になります。
それにしても来週からのジェイミーはどうする気なんだろう?と思います。
もちろん彼もキングスランディングに向かうのでしょうが、そのままノコノコとひとりサーセイの元に帰すと思うのかぁ?さすがのティリオンだって許さないだろう。そうだと言って?(もはや脚本への信頼は0)
ブライエニーも生き残ったので、またジェイミーに錠かけて連行していくのも、面白いんじゃないかなと思います。
今週の感想は終わりです。来週も楽しみです!